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コリドラスの飼育に必要な道具を知りたい
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必要最低限の道具だけ揃えたい
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道具の使い道や使い方を知りたい
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現在持っている道具では飼育がうまくいかない
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必要なものだけでなくあったら便利なものも知りたい
コリドラスを飼育するにあたってこのような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
実は一般的にアクアリウムに必要なものであってもコリドラス飼育には必要なかったり、逆に意外なものが必要であったりします。
なぜならコリドラスは底物と呼ばれる水槽の底で生活する熱帯魚であり、他の多くの熱帯魚は水槽の中層や上層で生活するためその飼育方法も変わってくるからです。
この記事ではコリドラス飼育に必要なものをご紹介し、その使い道を解説します。
この記事を読むと必要な道具の種類と、その使い道がわかるようになるよ
必要な道具を揃えることはコリドラス飼育において一番最初にしなければいけないことなので種類や用途をしっかりと理解しておきましょう。
関連記事>>>初心者でも簡単!ゼロから始めるコリドラス飼育
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絶対に必要なものは14個であり、育て方によって必要・不要になるものがある
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初心者はなるべく大きい水槽+ろ過能力の高い外部フィルターがおすすめ
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必要ではなくてもあったほうが便利な道具も多い
コリドラス飼育に絶対に必要なもの
水槽
重要度:★★★
コリドラスを飼育する容器として使用します。
アクアリウムは視覚的に楽しむことやフィルターの取り付けなども考えると他の容器での代用は難しく、必須のものとなります。
水槽にはたくさんの種類や大きさがありますが初心者でコリドラス飼育を考えている方にお勧めなのは60cm規格のオールガラス水槽です。
大まかに分けると水槽の種類はフレーム水槽、オールガラス水槽、曲げガラス水槽が存在します。
フレーム水槽は安くて良いのですがコリドラスは底層で生活するため底の餌を食べている姿がフレームで見えづらくなってしまいます。
曲げガラス水槽は一枚のガラスを曲げて作られているため非常に見た目は良いのですが価格が高価になるため、間をとってオールガラス水槽が見た目も価格も丁度よいかと思います。
また、最近は30cmキューブ水槽などの小型水槽が人気ですが小さい水槽は水量も少なく、水質が悪化しやすいので最初のうちは大きな水槽で飼育するのがおススメです。
小さな水槽は飼育に慣れてきてからチャレンジした方がいいよ
関連記事>>>【飼育数で決める】コリドラス飼育におすすめの水槽サイズ
フィルター
重要度:★★★
水をろ過し綺麗にする働きがあります。
フィルターがないと糞や餌の食べ残しなどで汚れた水が綺麗にならないので必ず必要です。
フィルター無しでも毎日水替えをすればなんとかなるかもしれませんが非常に労力がかかり、コリドラスにもストレスがかかりますのでおすすめできません。
おススメのフィルターは外部フィルターでフィルターの中では少々値段が高いですがろ過能力が高く、ある程度生体の数を増やしても1台で対応することができます。
また、簡単に水流を作ることができるところもコリドラスと非常に相性がよいです。
小さい水槽で飼育する場合や、サブフィルターを設置する場合はある程度のろ過能力があり、掃除が簡単なスポンジフィルターがおススメです。
関連記事>>>ろ過能力と相性で選ぶコリドラス飼育におすすめのフィルター
関連記事>>>コリドラス水槽におススメのサブフィルターはどれ?
照明
重要度:★★★
水槽内を圧倒的に綺麗に見せ、鑑賞性を向上させる働きがあります。
設置しなくてもコリドラスの飼育自体はできますが視覚的に楽しむアクアリウムでは必須と言ってもよいでしょう。
鑑賞性以外にもコリドラスなどの生体の体内時計を調整することができるため、仕事の帰りが遅いという人は点灯時間を工夫するとよいです。
例えば昼過ぎごろから照明が点灯するように設定して夜まで点灯させておくと、生体の体内時計では昼間から夜にかけてが昼(活動時間)となりますので帰宅後にゆっくり鑑賞することができるようになります。
また水草を育成するのであれば絶対に必要な装置です。
コリドラスはアヌビアスナナやミクロソリウムなどの多くの光量を必要としない陰性水草と相性がよいので、特別光量の多い照明は不要です。
関連記事>>>【陰性水草がよく育つ】コリドラス飼育におすすめの照明5選【点灯時間に注意】
ヒーター
重要度:★★★
ヒーターは水槽内の水を温め、水温を一定に保つ役割があります。
コリドラスは熱帯魚であり、日本の冬をヒーターなしで越すことはできないのでヒーターの設置は必須です。
ヒーターのおススメは26℃固定のサーミスタ一体型ヒーターです。
ヒーターにはあらかじめ決められた温度にしか温められない温度固定型とダイヤルで温度を可変できる温度可変型があります。
温度可変のものの方が使い勝手が良いように思えますがコリドラス飼育においては設定温度を変えることはほぼありません。
また、水温を管理しているサーミスタと水を温めるヒーターが一体になっているものと別体になっているものがあります。
ヒーターが壊れるときはほぼサーミスタは無事なので別体型を購入しておけばヒーターのみ交換すれば使えるのですが、サーミスタ一体型と別体型は値段にほとんど差がないため、結局26℃固定のサーミスタ一体型が一番コストパフォーマンスがよいです。
またヒーターは消耗品であるため、壊れたとき用に1個ストックしておくと、使用中のヒーターが急に壊れた時に焦らなくて済みます。
ヒーターのストックがないとお店の営業していない夜の時間帯に壊れたりすると危険だよ
冷却ファン
重要度:★★★
夏場の水槽内の水温を下げる働きがあります。
水槽水面に風を当てて飼育水を気化させ、気化熱で水温を下げる方式なので過度な期待は禁物ですが、何もしない場合に比べて3℃ほど水温を下げることが可能です。
コリドラスが日本の夏を乗り切るには冷却ファンかクーラーのどちらかは必須です。
人間用のクーラーを24時間つけっぱなしにするという手段もあるよ
熱帯魚用クーラーは商品自体も高価で電気代もかかりますので冷却ファンの方がおススメです。
コリドラスは水温上昇というよりも水温上昇に伴う水中の酸素量の低下が問題になることが多いのでエアレーション等でしっかりと水中に酸素を含ませてあげれば冷却ファンでの水温低下程度でも問題なく夏を超すことが可能です。
ただし、常に風を送り込んでいるため音が少しうるさく、気化熱を利用して水温を下げるという方式を取っているので飼育水の減りが非常に早くなるのが難点です。
テレビの近くとかに置くとちょっと聞き取りづらくなるかも・・・
関連記事>>>【夏も冬も安心】コリドラス飼育に必要な水温管理方法
水温計
重要度:★★★
水槽内の水温が一目でわかるようになります。
水温計はコリドラス飼育においては必須です。
特に冬場に使用するヒーターは消耗品であり、ある日突然壊れることがあるので水槽内の水温が設定温度通りに維持されているかを毎日確認する必要があります。
また、夏場についても冷却ファンだけではあまりにも温度が上がってしまっている場合は部屋のエアコンを入れるなど調整する必要があり、水槽内の水温を知ることはコリドラス飼育において非常に重要です。
水温計は大きく分けてデジタル水温計とアナログ水温計があり、デジタルの方が表示が大きく見やすいですが電池が必要になるためランニングコストがかかります。
アナログ水温計は本体価格が安くランニングコストもかかりませんが、少し温度が見えづらいです。
使い勝手をとるか価格をとるかだね
関連記事>>>【位置に注意】水槽水温計の正しい取り付け方を徹底解説
テーブルタップ
重要度:★★★
コンセントの差込口を増やしてくれます。
コリドラス飼育にはフィルター、ヒーター、冷却ファン、照明など電源が必要になる機器が多いためテーブルタップがないと間違いなくコンセント不足になってしまいます。
テーブルタップはなるべく口数の多いもので、コンセントごとにスイッチで電源のON/OFFを切り替えれるものがよいです。
電源スイッチがついていることによってフィルターの掃除時などにいちいちコンセントから電源を抜かなくてもスイッチだけ切ってフィルターを掃除することができるため非常に作業が楽になります。
タコ足配線は絶対にダメだよ!
関連記事>>>【目安も紹介】外部フィルターの掃除頻度と手間をかけない掃除方法
バケツ
重要度:★★★
水替え時に飼育水を移す容器やフィルターなどを飼育水で洗う容器として使用します。
フィルターは水道水で洗ってしまうとバクテリアが死んでしまうため、飼育水で洗う必要があり飼育水をためる容器として必ず必要になります。
そのほかにもコリドラスの水合わせの容器としても使えるのでアクアリウム専用に1つ持っておいた方がよいです。
バケツは使用しているフィルターがそのまま中に入れて洗えるくらいの大きさのものを選ぶとよいでしょう。
また、容量の大きいバケツは水を入れて持ち歩くのが重たくなるのでほどほどの大きさのものが良く、8ℓがおススメのサイズです。
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スポイト
重要度:★★★
薬浴やトリートメントをサテライトを使って行う場合に、サテライトの底の汚れの掃除や水替えを行うのに使用します。
また、餌としてブラインシュリンプを与えるときにライトに集めたブラインシュリンプを吸い上げたり、吸い上げたブラインシュリンプをコリドラスに与えるときにも使用します。
使用頻度が高く、最初から必ず揃えておきたい道具です。
関連記事>>>サテライトでの薬浴方法
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スポイトには長さの異なる種類が販売されていますがサテライトでの薬浴やトリートメントには30cm程度のものが使いやすく、ブラインシュリンプを与えるには飼育水槽の高さよりも長いスポイトを購入すると手が濡れなくて使いやすいです。
ホース
重要度:★★★
水替え時に飼育水をバケツなどの容器に移すときに使用します。
水替えの度に使用するので非常に使用頻度の高い道具になります。
関連記事>>>初心者でもできるコリドラス飼育におすすめの水換え方法【9つの手順】
普通の水まき用のホースでもできないことはありませんがアクアリウム専用を購入したほうが圧倒的に使いやすいです。
一番有名なのは水作というメーカーから発売されているプロホースという商品で水槽の大きさによってプロホースS、M、Lとサイズを使い分けることができます。
非常に便利であり、粒の大きな底砂を敷き、フィルターに底面フィルターを使用する場合は底砂を掃除する必要があるためプロホースは必須の道具です。
底面フィルターを使わず、底砂をボトムサンドや田砂などの粒の小さなものにするのであれば、ダイソーの100円クリーナポンプでも十分対応できます。
ネット
重要度:★★★
薬浴、トリートメント、水合わせ後などコリドラスを移動させるときに使用します。
ネット部分の大きさは小さすぎるとコリドラスを捕まえにくいですし、大きすぎると水槽の狭いところに入らないので水槽の大きさによって丁度良いものを選ぶとよいです。
水槽のレイアウトにもよりますがSサイズかMサイズくらいがおススメです。
また、持ち手部分が伸びる商品を購入しておくと、コリドラスを捕まえるときに水の中に手を入れる必要がなくなり、手を濡らさずに捕まえることができます。
持ち手が伸びずに手が濡れても構わないから安い方がよいのであれば100円ショップでも取り扱いがあります。
関連記事>>>【自作で簡単点滴法】コリドラス飼育におすすめの水合わせ方法を徹底解説
カルキ抜き剤
重要度:★★★
水替え時に水道水からカルキを抜くために使用します。
水道水には殺菌用のカルキ(塩素)が含まれており、熱帯魚やバクテリアには有害であるためカルキ抜きを行う必要があります。
カルキを抜く方法は複数あるため別の方法でもよいですが、手軽で低コストかつ大型~小型水槽のすべてで使える手法であり汎用性が高いためカルキ抜き剤を使用する方法がおすすめです。
水道水の量に対してカルキ抜き剤を入れすぎると生体に悪影響を及ぼすので、目分量で入れずにしっかりと計量することだけ注意が必要です。
関連記事>>>【熱帯魚飼育の基本】水道水から簡単にカルキを抜く方法
エアチューブ
重要度:★★★
スポンジフィルターや投げ込みフィルター、サテライトなどのエアリフト式のものを使う場合に空気を送り込む管として使用します。
エアリフト式のものを一切使わなかったとしてもエアチューブ単体で点滴法での水合わせに使用するため、必ず用意しておきたいものです。
ものによって若干質感が変わりますが水合わせにも使用するの場合は柔らかいシリコンタイプのものを選ぶと使いやすいです。
長さは3mや5mといった単位で販売されていますので各飼育環境に合った長さのものを購入するとよいです。
3mであれば100円ショップにも売られています。
関連記事>>>【自作で簡単点滴法】コリドラス飼育におすすめの水合わせ方法を徹底解説
サテライト
重要度:★★★
薬浴、トリートメント、稚魚飼育などの容器として幅広い用途で使用します。
トリートメントはコリドラス購入時に必ず必要になるのでサテライトも必須です。
病気による薬浴や産卵による稚魚の飼育は前触れなく急におとずれるため、必要になったときに購入するのでは遅く最初から購入しておきましょう。
サイズはS、M、Lと販売されていますが、Lがあれば基本的に困ることはありません。
関連記事>>>【小型熱帯魚飼育の必需品】スドーサテライトLの使い方を徹底解説
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コリドラス飼育に必要になる道具は14種
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水槽は60cm規格水槽がおすすめ
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フィルターは外部フィルターがおすすめ
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バケツは100均ではなくホームセンターでしっかりしたものを買う
コリドラス飼育にあったほうがよいもの
エアポンプ
重要度:★★☆
スポンジフィルターや投げ込み式フィルター、サテライトなどのエアリフト式のものを使用する場合に必ず必要になります。
排出量や排出口が何口あるかによってポンプの大きさや値段が変わります。
サテライトで使用する場合は排出量の一番小さいもので問題ありませんが、スポンジフィルターなどは水槽に合った排出量のものを選ぶ必要があります。
60cm規格水槽以上の大きさの水槽でスポンジフィルターで使用する場合は排出口が2口あるものがおススメです。
エアリフト式のものを使わないのであれば必要はありませんが使用用途は多いので購入しておいた方が便利です。
商品によっては音がうるさいので気になる方は静音と書かれている商品を購入した方が良いです。
商品によって結構音の違いがあるよ
関連記事>>>相性抜群!コリドラス水槽にスポンジフィルターを設置するメリット6選
コンセントタイマー
重要度:★★☆
コンセントタイマーに接続した機器の電源を設定した時間になると自動でONOFFすることができる装置です。
毎日の照明の電源タイマーとして使用すると非常に便利で、何時から何時までを点灯時間にするかによって水槽内の生体の昼夜の生活サイクルを調整することができます。
手動で電源のONOFFを行っても良いのですがどうしても毎日同じ時間にONOFFさせることは難しく手間ですし、切り忘れたりすると長時間の照明の点灯はコケの発生原因にもなってしまいます。
点灯時間は8時間前後にするとコケの発生は少なく、水草もすくすくと育ってくれます。
関連記事>>>【陰性水草がよく育つ】コリドラス飼育におすすめの照明5選【点灯時間に注意】
シェルター
重要度:★★☆
薬浴時、トリートメント時、常時のコリドラスの隠れ家として使用します。
必ず必要なものではありませんが、コリドラスはシェルターなどの隠れ家でじっとしていることが多いため購入しておいた方がコリドラスが落ち着きます。
飼育水槽での場合であればシェルターはなくても流木や水草の影などで代用できます。
100円ショップのアクアリウムコーナーにもシェルターは販売されているので確認しておくとよいです。
関連記事>>>【100均で十分】コリドラス水槽における隠れ家の役割と重要性
グラス
重要度:★★☆
コリドラスの餌としてブラインシュリンプを与える場合に使用します。
グラス内でブラインシュリンプを孵化させて、ブラインシュリンプの光に集まる性質を利用してスポイトで吸うという使い方をします。
携帯のライトで集める場合は、携帯を立てかけても倒れず、光を通しやすい透明のグラスを購入すると使いやすいです。
プラスチック製だと携帯を立てかけたら倒れちゃうよ
同時にスポイトも必要になるので揃えておきましょう。
グラス自体は100円のもので全く問題はありません。
ただし、グラスでは孵化できるブラインシュリンプの量が少ないので、もっと大量に沸かしたい場合は大きな容器や孵化器が必要になります。
関連記事>>>【手間なく簡単】皿式でのブラインシュリンプの沸かし方を徹底解説
関連記事>>>ペットボトルで簡単自作!ブラインシュリンプ孵化器の作り方と使い方
シリンジ(注射器)
重要度:★★☆
冷凍アカムシを水に沈ませるために使用します。
冷凍アカムシは栄養価・嗜好性ともに高く、コリドラスに是非与えたい餌ですが解凍後に水槽に入れるだけだと大半のアカムシが水面に浮いてしまいます。
コリドラス以外にも混泳していれば浮いていても食べてくれますが、コリドラスは基本的に底に沈んだものしか食べないため、浮いたアカムシは食べ残しとなり水質を悪化させる原因になってしまいます。
しかし、アカムシをシリンジに入れて押し子を引くことでアカムシ内の空気が抜けて水に沈ませることができます。
シリンジは100円ショップの化粧品コーナーにも売られていますが耐久性が低いため、しっかりとしたメーカーものを購入した方がコストパフォーマンスが良いです。
関連記事>>>浮く乾燥・冷凍アカムシを沈めてコリドラスに与える方法
水草
重要度:★★☆
昼間は光合成をして水中に酸素を供給したり、リンなどを栄養にすることによって水を綺麗にしてくれる働きがあります。
しかし、酸素や水の浄化作用はフィルターや水替えなどに比べると微々たるものなため、おまけ程度に考えて置いた方がよく、基本的には見栄えによるところが大きいです。
とはいえアクアリウムは見て楽しむものなため、見栄えは非常に重要で水草があるかないかによって見た目は非常に変わります。
水草は入れたいけど生体メインの水槽にしたいという場合はアヌビアスナナなどの丈夫で基本的には何もしなくても良いような水草がおススメです。
コリドラスは底を掘り起こすため、活着性のある水草と相性がよくアヌビアスナナ以外にもたくさんの水草が存在しますのでアヌビアスナナになれたら他の水草にチャレンジするのも良いと思います。
水草の育成も奥が深くてやり始めると楽しいよ
バックスクリーン
重要度:★★☆
バックスクリーンとは水槽の壁面に貼る色や柄の入ったシートのことで、水槽の雰囲気をガラッと変えることができます。
アクアリウム用のバックスクリーンは商品によって200円から2000円と幅広い価格で販売されています。
水槽への取り付けは気泡が入らないように貼るコツが必要だったり、水槽に水を入れる前に貼り付けないと後からでは大変だったりと初心者には少し難易度が高いものもあります。
初心者におススメなのはダイソーで販売されているPPシートで、アクアリウム用ではありませんが価格も100円と安く設置も水槽の後ろに挟んで一部テープでとめるだけなので簡単です。
色も複数色あるので自分の好きな色で試してみるとよいでしょう。
関連記事>>>【置くだけ簡単】水槽のバックスクリーンをダイソーなどの100均商品で自作する方法
砂
重要度:★★☆
水流があればバクテリアが繁殖して多少の水の浄化作用がありますが、底面フィルターでない限り水草と同じく見栄えによるところが大きいです。
逆に底面フィルターの場合は底砂がろ材となるため必須となります。
底面フィルターを使用する場合は大磯砂のような粒の大きい底砂を使用する必要がありますが、コリドラスとの相性はあまりよくありません。
また、ベアタンクでも飼育できますが、かなり寂しい見た目になるので安いものでもよいので底砂は入れたほうが良いです。
砂の種類はたくさんありますがコリドラスには粒が小さくて角がないものが相性がよく、ボトムサンドや田砂がおススメです。
粒の小さく角がない砂を入れることによって底層でもふもふするコリドラスが見れるようになります。
関連記事>>>コリドラスと大磯砂の相性は?底面フィルターでの育て方
関連記事>>>【厚さ注意】コリドラス飼育におすすめの底砂5選【ベアタンクでも問題なし】
ハサミ
重要度:★☆☆
水槽内に水草を入れる場合はトリミングのために必要になります。
アクアリウム用のハサミは見た目がかっこいいですが、ウィローモスのトリミングやアヌビアスナナの株分け程度であれば100円ショップにある普通のハサミでも全く問題はありません。
100円ショップでハサミを購入する場合は水に濡れるためステンレス製がおススメです。
家にハサミがある場合はそれを使って問題ありませんが、水槽の水に濡れても大丈夫か家族の了承は得ておきましょう。
トリートメント水槽
重要度:★☆☆
3匹以上の熱帯魚に同時にトリートメントを行う場合に使用します。
3匹未満であればサテライトを使用してトリートメントした方が手間は少なく、3匹以上でもサテライトを2つ以上使えばトリートメント水槽は不要です。
関連記事>>>手順ごとに詳しく解説!コリドラスのトリートメント方法
生体を増やすときには水槽内の環境を観察しながら少しづつ増やしていく方が安全なのであまり出番はないです。
用意する場合は、常に使用する水槽ではないのでスリム水槽などのなるべく場所を取らない水槽がおススメです。
ブラシ
重要度:★☆☆
水槽壁面などのコケ取りに使用します。
水槽内がしっかりとバランスがとれていればコケは発生しませんが、照明点灯時間や過密飼育、水草のための肥料などによってはたくさん発生するので飼育の仕方によって必要な人とそうでない人が分かれます。
水槽のコケ取り以外にもフィルターの汚れ取りや、サテライトの掃除などにも使えるので購入しておいてもよいと思います。
ブラシ自体は100円ショップにたくさん売られているので100円のもので十分ですが、研磨剤のついていないものを購入するように注意が必要です。
ホースクリーナー
重要度:★☆☆
持ち手の部分がグネグネと曲げられるブラシで、主に外部フィルターの吸排水ホース内を掃除するのに使います。
外部フィルターを使用しない場合には不要です。
外部フィルターを長く使っているとホース内にコケが生えてくるので見た目上気になるという人は購入してみても良いでしょう。
外部フィルターによって吸排水ホースの太さは異なるので外部フィルターに合った大きさのホースクリーナーを購入する必要があります。
持ち手の両端に大きさの異なるブラシのついたタイプが使いやすくておススメです。
カルキ抜き
重要度:★☆☆
水道水に含まれる塩素を除去するのに使います。
水道水には塩素が含まれているため、そのまますぐに飼育水に入れるとコリドラスに悪影響がでてしまいます。
ポリタンクなどにためて1日置けば塩素は自然に抜けるため問題ありませんが、水道水をすぐに使いたい場合はカルキ抜き用の液体を混ぜる必要があります。
毎回カルキ抜き液を混ぜる手間がかかるためポリタンクの方がおススメです。
カルキ抜き液自体は非常に安価ですが水替えの度に使用すると長い目で見ればそこそこの出費にはなります。
ポリタンクに水をため忘れたとき用に1本持っておくといざというときに便利です。
クーラー
重要度:★☆☆
夏場に水槽内の飼育水を冷やす効果があります。
クーラーにはチラー式とペルチェ式があり、チラー式は価格が高いですが冷却能力が高いです。
ペルチェ式はチラー式に比べると価格は抑えれますがあまり冷えません。
クーラーを購入するのであればチラー式がおすすめで、ペルチェ式を購入するのであれば冷却ファンで十分です。
クーラーは本体の価格以外にも電気代がある程度かかるためランニングコストも考慮して購入を検討しましょう。
住んでいる地域にもよりますがコリドラス飼育であれば冷却ファンでも十分飼育が可能です。
エアーストーン
重要度:★☆☆
エアポンプからの空気で水面を揺らがせ、飼育水に酸素を含ませる働きがあります。
夏場は飼育水の水温が上がり、水中に含むことのできる酸素量が減少するためにエアーストーンを付けてエアレーションをすることが有効です。
エアレーションを行うにはエアポンプとエアチューブが別途必要になります。
エアポンプとエアチューブが他の用途で購入しているのであればエアーストーン自体は安価で100円ショップにも売られているので購入しておくのもよいでしょう。
ただし基本的に過密飼育をしなければエアレーションをしなくてもフィルターによる水の循環で十分酸素が供給されるため必要になることはほとんどありません。
エアーストーンが必要なほど過密飼育をしているのであれば飼育方法の方を改善した方が良いです。
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水草・バックスクリーン・底砂は鑑賞性が大きく向上するためおすすめ
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栄養価の高い餌を与えるためにグラスやシリンジも重要度の高い道具
まとめ
コリドラス飼育において必要なものをご紹介しました。
冷却ファンかクーラーか、またはポリタンクかカルキ抜き液かなど飼育者の飼育方法によって必要なものは変化します。
一番大事なのは飼育していく中で自分に合った飼育方法を確立していくことです。
最初は代用が効くものは価格の安い方を購入しておいて自分と合っていないと感じたときに変更するとよいと思います。
とりあえず★3のものを購入しておけばそこまで困ることはありません。
というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。
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