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コリドラス水槽の水換え方法が知りたい
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水換え後のコリドラスの動きが気になっている
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誤った方法での水換えがコリドラスに与える影響を知りたい
コリドラスを飼育する上でこれらの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
実は水換え作業は非常に重要であり、コリドラスの命に大きく影響します。
なぜならコリドラスを長生きさせるコツは水質の綺麗な状態を維持したまま飼育することであり、間違った方法で水換えを行っても汚れが取れず、すぐに水質が悪化してしまうからです。
この記事ではコリドラス水槽の正しい水換え方法と間違った水換えによって引き起こされる現象を紹介します。
この記事を読むと水槽内に汚れが残らない水換えができるようになり、コリドラスが長生きできるようになるよ
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水槽の底から水を吸いだし、底砂も軽く洗浄することが汚れを減らすポイント
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水換え後にコリドラスが暴れる場合は水換え方法を見直す必要がある
水換えは硝酸塩を水槽外に排出する作業
水換えは水中に含まれる熱帯魚に有害な物質を水槽外に排出する作業です。
水槽内の水は熱帯魚の糞などから発生するアンモニアや亜硝酸によってどんどん汚れていきます。
これらの物質は熱帯魚に有毒なため、フィルターを設置することによって硝酸塩という毒性の低い物質に変えることができるのですが完全な無害にまで変えることはできません。
水草はこの硝酸塩を栄養として吸収してくれるのですが吸収速度は遅いため最終的には水槽外に排出する必要があります。
生体を少なく水草を多くすれば足し水だけで成り立つ水槽も可能かもしれませんが、コリドラスのような餌をよく食べ水を汚す生体では水換えは絶対に必要な作業です。
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水換えに必要な道具は2つだけ
水換え作業には2つ道具が必要なため、持っていない場合は事前に準備しておきましょう。
必要な道具は水換えホースとバケツです。
水換えホースは水槽内の水を吸い出すときに使用し、バケツは水換えホースで吸い出した水をためるときと新しい水を水槽内にそそぐときに使用します。
ホースの有名な商品は水作のプロホースエクストラで非常に使いやすい商品ですが、コリドラス飼育であればダイソーの100円クリーナーホースでも十分対応できます。
関連記事>>>プロホースエクストラとダイソークリーナーポンプ徹底比較
バケツはあまり大きいものだと水を入れた状態で運ぶのが重たくなりますので8ℓ程度の大きさが使いやすいです。
また100円ショップのバケツは持ち手の部分の耐久力が低い場合があるのでホームセンターで作りのしっかりしたものを購入するのがおススメです。
関連記事>>>100均で買ってはいけないアクアリウム用品
コリドラス水槽の水換え方法
水温調整用にお湯を沸かす
夏であれば問題ないですが冬場は水温が低くなってしまうため、水槽内に水を入れる前にバケツの中でお湯を混ぜて水温をコリドラスにちょうど良い温度(26℃前後)に合わせる必要があります。
温度調節をせずに冷たい水をそのまま水槽に入れてしまうと熱帯魚に負担がかかり体調を崩し、病気かかりやすくなるので絶対にやめましょう。
お湯を沸かすのには時間がかかるため一番最初に沸かし始めておくと、水槽内を掃除し終わってお湯が必要になったときに丁度良く沸きます。
沸かす水は水温調整用のお湯であり、水槽に入れる水の総量に対して多くないことと、沸騰させることでカルキも抜けるため水道水で問題ありません。
フライパンなどで沸かしてもよいですがT-FALなどの電気ポットで沸かすと簡単に早く沸かすことができますので1台あると非常に便利です。
流木などのレイアウトを掃除しやすい位置に移動する
水換えで大切なことは水槽内の汚れをなるべく多く吸い出すことです。
汚れは水槽内のレイアウトが複雑であればあるほど、角や隙間に残りやすくなります。
水を吸い出す前に掃除しづらい場所、汚れが溜まりやすい場所をなくしておくことが大事です。
フィルターにスポンジフィルターを使用している場合はフィルターの下が狭く、水換えホースが入らずに汚れが残りやすいため事前にスポンジフィルターの設置位置を上げておきましょう。
上の画像はスポンジフィルターの位置を上げる前だよ
下の画像くらいまで上げておくと掃除がしやすいよ
また流木などの動かせるものは片側に寄せて水槽を右側と左側の2回に分けて掃除します。
寄せずにそのまま掃除すると流木の下などに汚れが残りやすいので動かせるものは必ず動かして掃除するようにしましょう。
流木の影はよく僕らがボーっとするときに使うから汚いと病気になっちゃうよ!
換水量は水槽容量の1/3が目安
なるべく多くの水を換えたほうが水がきれいになってよいと思われるかもしれませんが水の換えすぎは厳禁です。
熱帯魚は水槽内の水質に慣れており、多くの水を一気に交換すると水質が急に変わったショックで病気になったり死んでしまうこともあります。
特にコリドラスは水質に敏感な種類も多いので気を付ける必要があります。
最適な換水量は飼育環境にもよりますので、全体水量の1/3程度を目安とすると良いです。
水槽いっぱいまで水が入っているわけではないので60cm規格水槽だと8ℓバケツ2~2.5杯分くらいが丁度よいです。
水槽の種類や水量がわからない方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事>>>大きさはどれがいい?コリドラス飼育におすすめの水槽の選び方
また、冬場はヒーターの設置位置に十分注意して換水してください。
水を抜きすぎてヒーターが空気中に出てしまうと空焚き状態となり壊れてしまいます。
ヒーターは水槽のなるべく低い位置に設置するか水換え前に電源を切っておきましょう。
関連記事>>>基礎から解説!コリドラス水槽に適したヒーターの選び方
水槽の底から汚れを吸うように排水する
糞や汚れは水槽の底に溜まりやすいので水を吸い出すときはなるべく水槽の底から吸い出すようにします。
底砂にボトムサンドなどの軽い底砂を使用している場合は底砂ごとバケツに吸い出すと、掃除できていている箇所とできていない箇所が砂の残り方でわかりやすいです。
また、水槽の隅には汚れが残りやすいのでしっかり意識して吸い出しましょう。
隅っこに砂が残っているから掃除できてないってわかりやすいね
関連記事>>>【種類ごとの特徴を解説】コリドラスと相性の良いおすすめ底砂5選
水槽片側の掃除が終わったら流木などを今掃除した方に移動させて反対側を同様に掃除し、両側終わったら水換え開始前のレイアウトに戻します。
バケツ内の水を捨てて底砂を軽く洗う
重い底砂の場合は水と一緒に底砂を吸い出すことはできませんが、ボトムサンドなどの軽い底砂の場合はバケツの中で一緒に洗っておくと汚れがとれて綺麗になります。
水を捨てるときはバケツの底に溜まった底砂まで流さないように注意しましょう。
吸い出した飼育水を捨てたら水道水でバケツの底に残った底砂を洗います。
洗うといっても水道水をささっと流す程度で十分で、糞などの汚れの方がボトムサンドなどの底砂よりも軽いため浮き上がってくるので簡単に汚れだけ捨てることができます。
間違っても洗剤なんか使っちゃダメだよ
バケツ内にカルキ抜きをした水を入れる
底砂を洗ったら水道水を捨ててバケツにカルキ抜きした水を入れます。
カルキ抜き剤を使用する場合はバケツに水道水とカルキ抜き剤を入れればよいです。
関連記事>>>【熱帯魚飼育の基本】水道水から簡単にカルキを抜く方法
カルキ抜きした水はバケツ満タンまで入れず8割程度にしてお湯を混ぜて温度調節できるようにしておきます。
沸かしたお湯を混ぜて温度を調節する
一番最初に沸かしたお湯が沸いたらバケツに混ぜて温度を調節します。
一気にお湯を入れるとバケツ内の水温を上げるのは簡単でも下げるのが大変なので少しずつ入れて水温を確認します。
何度に調節するかはヒーターの設定温度次第ですが、温度調節機能なしの一般的な熱帯魚用ヒーターであれば26℃なのでバケツ内の水も26℃にしましょう。
慣れてきたら感覚でもある程度水温を合わせることができるようになりますが、最初は水温計を使って温度を確認した方が良いです。
関連記事>>>アナログとデジタル水温計はどっちがいい?熱帯魚水槽におすすめの水温計
バケツの水を水槽内に入れる
水温調節ができたらバケツ内の水を水槽に入れます。
本来はサイフォンの原理を使って少しずつ水を混ぜていったほうが水槽内の生体がびっくりすることがなく安心です。
ただ、サイフォンの原理を使うとバケツの位置を水槽より高くしなければいけないのと入れ終わるまでに時間がかかるので、水槽容量の1/3程度の水量までならそのままバケツから入れてしまっても大丈夫です。
一気に入れるのではなくなるべくゆっくり水を入れてあげましょう。
また、飛び出しを防ぐために水槽内の水面の位置は、摺り切りいっぱいから3cm以上低い位置にしておいた方がよいです。
3cm以上あればコリドラスは基本的に飛び出すことはありません。ほかの熱帯魚と混泳させる場合はその熱帯魚に適した位置に水位を調整する必要があります。
コリドラスは水面位置が高くてもめったに飛び出さないけど混泳させている場合は他の熱帯魚が飛び出さないか注意が必要だよ
底砂を入れる
最後にバケツの底に溜まった底砂を水槽に入れて終了です。
ボトムサンドのような軽い砂は水を水槽に入れるより先に底砂を入れてしまうと、後から入れる水の勢いでクレーターができてしまうので最後に入れると水槽が綺麗に仕上がります。
関連記事>>>【コリドラスと相性抜群】スドーボトムサンドの特徴と掃除方法
手で水槽の底全体にまんべんなく砂がいきわたるように入れていきましょう。
水換え後は綺麗な底砂が嬉しいのかみんなモフモフし始めます。
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汚れが残らないように動かせるものは動かしてから掃除する
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換水時は水槽の底から汚れと一緒に水を吸う
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水と一緒に吸い出した底砂は水道水で軽く洗う
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水槽内に入れる水は必ずカルキ抜きを行う
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水槽内の水温と同じ温度に合わせた水を入れる
水換え後のコリドラスの動きから判断する危険度
底砂をモフモフする
危険度:★☆☆
水換え後にいつも以上に底砂をモフモフする行動が見られることがありますが、まったく問題はありません。
洗った底砂を水槽に入れたときにパラパラと降ってくる底砂を餌と勘違いし、餌を探している状態で水換えはコリドラスにストレスなく完了したと考えてよいでしょう。
せっかく餌を探しているので与えてもよいですが、基本的に餌は水換えの前に与えたほうが水が汚れずに済みます。
落ち着かない
危険度:★☆☆
水換え後にいつもよりそわそわして落ち着かずに泳ぎ回る状態です。
水換えを行うときは流木などのレイアウトを変更したりホースによる吸水など、コリドラスに多少ストレスがかかってしまうことは仕方がありません。
個体によってはそわそわと泳ぎ回ることも多く、しばらく観察して落ち着くようであれば問題はありません。
暴れる
危険度:★★★
水換え後に水槽壁面や流木などにぶつかりながら暴れるような動きをする場合は水換えがコリドラスに大きなストレスを与えている可能性が高いです。
原因としては以下の3点が考えられます。
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換水量が多すぎて水槽内の水質が変化している
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換水時の水を一気に水槽内に入れているため水質が急速に変化している
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換水時の水温合わせが不十分であり急激な温度変化が起きている
現在の水換え方法において上記3点に当てはまるところはないか早急に見直す必要があります。
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底砂をモフモフしたり、そわそわと泳ぎ回るくらいであれば心配は不要
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暴れるようであれば水換え方法を見直す必要がある
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水質の変化と水温の変化が起きないように水換えを行うことが大事
誤った水換え方法によるコリドラスへの影響
水質の変化や水温の変化が起きる水換えを行っているとコリドラスにさまざまな悪影響を及ぼします。
水質の変化はPhショックを引き起こしやすく、水温の変化は消化不良を引き起こしやすいです。
どちらもコリドラスの命に関わることであり、体力が低下し病気にかかりやすい状態にもなってしまいます。
水換えはコリドラス飼育の中で行う頻度の高い作業ですが、命に関わる作業であるということを理解してなるべく負担をかけないように行う必要があります。
まとめ
水換えはコリドラスの命に直結する非常に大事な作業です。
水換え時にはなるべく多くの汚れを取り除く必要がありますが、水の量を換えすぎると水質の変化によりコリドラスがショックを受けて病気になったり最悪死んでしまうこともあります。
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フィルター位置やレイアウトを掃除しやすいようにあらかじめ変更する
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水槽の底から水を吸い出す
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底砂ごと吸い出せる場合は底砂も軽く水で流す
少ない水でなるべく多くの汚れを取り除くには上記3点に気を付けて水換えを行うとよいです。
読むと手順が多く感じるかもしれませんが慣れてくると10分程度で作業は終わります。
コリドラスは底層で生活する熱帯魚のため底面や底砂をきっちりと掃除することが長期飼育のカギです。
水換えはめんどくさがらずにしっかりと手間をかけて行いましょう。
というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。
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