-
水槽をおしゃれに見せたい
-
ろ過装置などの配線やホースを見えないように隠したい
-
100円でお金をかけずに水槽のイメージを変えたい
こういった悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はコリドラス水槽において最も手軽に水槽のイメージを変えたり、おしゃれに見せる方法はバックスクリーンを貼ることです。
なぜなら底砂や水草などでおしゃれにしようとしてもコリドラスとの相性やメンテナンス性を考えるとある程度制限され、どうしてもシンプルな見た目になりがちだからです。
この記事ではバックスクリーンのメリットと低価格で水槽をおしゃれに見せる方法をご紹介します。
この記事を読むと低価格で簡単に水槽のイメージをガラッと変えることができるようになるよ
-
バックスクリーンにはダイソーのPPシートがおすすめ
バックスクリーンとは水槽の見た目を向上させるアイテム
バックスクリーンとは水槽外側の壁面に貼り付けるシートやフィルムのことです。
各社から販売されており濃い色から薄い色まで豊富で、水草などがプリントされた商品もあり実際に水槽内で水草を育成しなくても水草が生い茂ったかのような見た目にできるものもあります。
シートタイプは比較的水槽への貼り付けが簡単ですがフィルムタイプは水槽に水を入れる前でないと貼り付けが難しかったり、貼り付けにコツや道具が必要になります。
価格は商品によって開きがあり、安いものだと200円ほどですが高いものだと2000円を超える商品もあります。
アクアリウムを行うにあたって絶対に必要なものではありませんが、バックスクリーンの見た目への影響は非常に大きいです。
生体の飼育に慣れてきて見た目にこだわりたいと思い始めた方には非常におすすめです。
関連記事>>>コリドラス飼育に絶対必要なもの14選
バックスクリーンを貼りつける3つのメリット
水槽内の雰囲気を大きく変えることができる
バックスクリーンは貼りつけることによって水槽内の雰囲気を大きく変えることができます。
どんな色を選ぶかは完全に飼育者の好みですが青のバックスクリーンで水槽内を川や海の中のように見せたり、黒のバックスクリーンで水槽内をシックな雰囲気にすることが多いです。
ほかにも水草のプリントされたバックスクリーンで水草の生い茂る水槽を模擬したり、国旗やキャラクターがプリントされたバックスクリーンで個性的な水槽にすることもできます。
コリドラス水槽においては以下のような飼育条件と相性がよいため、レイアウトで個性を出すのが難しいです。
- 角がなく粒の小さい底砂
- 活着性のある陰性水草
- 水槽の底に汚れがたまらないような掃除のしやすいシンプルなレイアウト
そのためバックスクリーンでおしゃれにしたり個性を出すのは非常に有効な手段です。
ろ過機材などの配線を隠せる
アクアリウムにはフィルターや照明、ヒーターやクーラーなどたくさんの装置が必要であり、装置には別々で電源が必要なため電源コードが水槽からたくさん伸びることになります。
外部フィルターなどを使用すると吸・排水ホースもあるため水槽周りが特にごちゃごちゃしやすいです。
しかし、バックスクリーンを貼ってコードなどはなるべく水槽の後ろを通すように配線すれば目立たなくなり、水槽周りをすっきり見せることができるようになります。
コリドラスのような餌をよく食べ水を汚す熱帯魚はろ過能力の高い外部フィルターと相性が良く、サブフィルターの設置もおすすめのためバックスクリーンによって配線を隠せば水槽を非常にすっきりみせることができます。
関連記事>>>コリドラス飼育におススメのフィルターとメリット・デメリット
関連記事>>>コリドラス水槽におススメのサブフィルターはどれ?
ただし、バックスクリーンの色によってはある程度見えてしまうので配線を隠すことが目的でバックスクリーンを貼る場合は色が濃いものを選ぶとよいです。
外部フィルターの排水ホースがバックスクリーンに透けているね
断熱効果による節電が期待できる
バックスクリーンには断熱に優れた商品も販売されています。
色のバリエーションは少なく、黒や白といったシンプルな色になってしまいますが、もともと貼りたいと思っていた色であるならば水槽をおしゃれにするだけでなく冬場のヒーターや夏場のクーラーの電気代も節約することができて一石二鳥です。
普通のバックスクリーンに比べて分厚く、水槽の側面にも貼り付けるため多少水槽周りにスペースが必要です。
また、普通のバックスクリーンにはほとんど断熱効果はないので目的に合った商品を選ぶようにしましょう。
-
簡単に水槽の雰囲気を変えることができる
-
配線などを隠すことによって水槽をすっきり見せることができる
-
商品によっては断熱効果が期待できる
水槽のバックスクリーンは100均グッズで代用できる
ダイソーのPPシートがおすすめ
アクアリウム用のバックスクリーンは色のバリエーションや水槽のサイズにぴったり合った商品になっているのですが、なるべく費用を抑えたい場合は100円ショップの商品をバックスクリーンの代わりにする方法もあります。
セリアなど多くの100円ショップで販売されていますがダイソーが色も豊富でおすすめです。
ペットコーナーに『バックスクリーン』という名称の商品はないので文具コーナーにあるPPシートをバックスクリーンの代用として使用します。
PPシートは水色、青、ピンク、黄色の4色あり、水槽を好みの色にすることができます。
厚みは0.75mmのものが硬くて使いやすいです。
テカテカに見えるけど表面のビニールを取ったら艶消しだから光を反射しないよ。
100円とは思えない見栄え
たとえ安くても満足のいく効果が得られなければ意味はありません。
ダイソーPPシートの水色のバックスクリーン有りと無しでは以下のような見栄えの違いになります。
部屋の壁紙が見えていたのが綺麗な水色になって自然界にいるようだね。
次に青色のバックスクリーン有りと無しでは以下のような見栄えの違いになります。
バックスクリーンがあるのとないのでは印象が大きく変わるね。
設置は水槽の後ろに差し込むだけ
アクアリウム用のバックスクリーンはフィルムタイプが多いのですが水槽に貼り付けるのが非常に大変です。
水槽設置前に貼り付けるのであればよいのですが、すでに立ち上げた水槽に貼ろうと思っても簡単に動かせませんし背面にもあまり隙間がないことが多いです。
しかし貼り付けには作業にスペースが必要なため一度水を抜いて移動させる必要があり、さらに道具を使って丁寧に貼らないとフィルムと水槽の間に気泡が入ってしまいます。
ところがダイソーのPPシートであれば下敷きのような硬めのシートのため水槽の高さと幅に合わせて切り取って、水槽の裏に差し込み一部テープで固定すれば設置完了です。
テープで3か所ほど水槽の縁ごと固定すればシートが落ちることはないのでなるべく見えにくい場所にテープを貼るのがコツです。
取り外しを簡単にしたいからマスキングテープで固定しているけど見た目が気になる人はセロテープとかでもいいよ。クリップでとめるのもいいかも。
設置には5分もかかりません。
しばらく使用して同じ色に飽きてきたら取り換えも非常に簡単です。
60cm以上の水槽だと幅が足りない
安くて設置が簡単でしっかりと水槽の見栄えを良くしてくれるダイソーのPPシートですが唯一の欠点はシートの大きさです。
小型の水槽なら問題ありませんが60cm以上の水槽だとPPシート1枚では大きさが足りません。
PPシートを水槽の真ん中に合わせると両端に数cmの隙間ができてしまうため、綺麗に全面を覆うには2枚を貼り合わせる必要があります。
しかし、あえて1枚のみで幅が足りないまま使用してもよいと思います。
理由としては水槽の左右にはスポンジフィルターや外部フィルターの水中モーター、ヒーターなどが設置されていることが多く、バックスクリーンがなくてもあまり気にならないからです。
『100円とは思えない見栄え』の項目のバックスクリーン有りの画像で端っこが足りてないことに気付いた人は少ないんじゃないかな?
とりあえず1枚貼ってみてどうしても気になるようなら2枚を貼り合わせるとよいと思います。
-
価格が100円と非常に安い
-
十分水槽の雰囲気を変えてくれる
-
設置が水槽裏に差し込むだけと簡単
-
60cm以上の水槽だと1枚では幅が足りない
まとめ
水槽を簡単におしゃれにするにはバックスクリーンがおススメです。
外部フィルターのホースなどを見えづらくする効果もあり水槽の雰囲気を大きく変えることができます。
バックスクリーンはアクアリウムメーカーが出しているものもよいですがダイソーのPPシートでも100円ながら十分な効果が得られるのでおすすめです。
自分好みの水槽にして観賞を楽しみましょう。
そのほかにも100均グッズには便利なものが多く、実際に使ってみて良かったものや注意すべきことを紹介していますので参考にしてください。
関連記事>>>浮くアカムシを100均アイテムで簡単に沈ませる方法
関連記事>>>100均で十分!コリドラスのおススメ隠れ家3選
関連記事>>>100均で買ってはいけないアクアリウム用品
というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。