ブラインシュリンプの孵化率を上げる方法

サテライトで水槽の熱を伝える ブラインシュリンプ

サラリーマン、自営業、主婦(夫)、学生の皆様、今日もお疲れ様です。

ブラインシュリンプを与えたいんだけど全然孵化しないよ

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最近のブラインシュリンプは孵化率が高いものが多く、7~8割は孵化するはずです。

7~8割に圧倒的に満たないという方は孵化方法や保存の方法に
問題がある
可能性があります。

今回は孵化のさせ方によって孵化率が変わりやすい皿式での
孵化率の上げ方について解説します。

ただし、そもそもの卵自体に孵化率が良いものと悪いものが存在しますので
改善しない場合は販売しているメーカーを変えてみるのも1つの手です。

テトラブラインシュリンプエッグスが一番オーソドックスだよ

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ブラインシュリンプの孵化率を上げる方法

使ったらすぐ片付ける

ブラインシュリンプの卵は湿気に弱く、湿ってしまうと
孵化率が圧倒的に下がってしまいます。

ブラインシュリンプの卵を孵化容器に取り出したら、
卵の保管袋の中の空気を抜いて、口はすぐにしっかりと閉めましょう。

可能であるならば卵は冷蔵庫での保存が一番望ましいです。

使ったことを忘れて保存袋の口を開けたまましばらく放置してしまうのは
よくある失敗です。

口の空いたブラインシュリンプエッグ保管袋

水深を浅めにする

ブラインシュリンプの孵化には酸素が必要です。

酸素が少ないとたとえ孵化したとしても酸欠ですぐに死んでしまい
死骸で水が腐り、孵化しづらくなるという悪循環に陥ります。

エアレーション式であれば水が循環するため酸素がいきわたるのですが、
皿式は水が循環しないため水面近くにしか酸素が供給されません。

そのため水深をなるべく浅くして、水面からの供給だけで
酸素が全体にいきわたるように
します。

ブラインシュリンプ孵化時の水深

水深は1cmもあれば十分だよ

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適度な塩分濃度

ブラインシュリンプは本来海に生息する生き物のため、
塩水で孵化させる必要があります。

ブラインシュリンプの原産国はアメリカや中国が有名ですが
採取された場所の塩分濃度に合わせることが孵化率を上げることに効果的です。

とはいえ、現地の塩分濃度を調べるすべはありませんので、
パッケージに書かれた濃度に合わせる程度で問題ありません。

例えば私のよく使用するテトラブラインシュリンプエッグスだと
1ℓに対して20gの塩なので2%の塩分濃度となります。

ブラインシュリンプの塩分濃度

卵を入れすぎない

非常によくある失敗です。

たくさん孵化させたいがためにブラインシュリンプの卵を
孵化容器に入れすぎると酸素不足を起こし死んでしまいます。

皿式の場合は孵化させる容器の底面積で孵化可能な数がおおよそ
決まってしまう
ので注意が必要です。

皿式で1度にたくさんのブラインシュリンプを孵化させたい場合は
底面積の広い容器を使うとよいです。

グラスで沸かすブラインシュリンプの卵の量

水温を低くしない

冬場など水温が下がる時期は孵化率が悪くなります。

推奨は28℃ですがブラインシュリンプのために
28℃を維持するのも大変です。

飼育水槽の水温をコリドラス飼育であれば
25℃前後にしているはずなので、孵化容器を水槽に浮かべるなど、
水槽の熱を伝わらせれば何も加温しないより孵化率はずっと上がります。

サテライトで水槽の熱を伝える

サテライトSはこういったときに意外と便利

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光が当たる場所に置く

意外と忘れられがちですが光が当たるほうが孵化率は上がります。

孵化容器は窓の近くなど、多少光が差し込むような場所に設置するか
照明の光が当たるように水槽に浮かべるとよいです。

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まとめ

ブラインシュリンプの孵化率を上げるには、
適正な塩分濃度の塩水を水深が浅くなるように容器に入れて
適量のブラインシュリンプの卵をいれ、加温しながら光を当てて
孵化させるのがよいです。

孵化率が悪くて困っている方はできることから
取り入れていくといいでしょう。

というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

今週もお疲れ様でした。

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