ペットボトルで簡単自作!ブラインシュリンプ孵化器の作り方と使い方

  • ブラインシュリンプを一度に大量に沸かせたい

  • ブラインシュリンプ孵化器を安く自作したい

  • 自作ブラインシュリンプ孵化器の使い方を知りたい

  • ブラインシュリンプの孵化率が悪くて困っている

  • 冬場は温度が下がるが孵化器にもヒーターが必要か知りたい

コリドラスを飼育する上でこのような悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?

実はブラインシュリンプ孵化器はアクアリウムをしている人であれば高い確率で持っているエアーポンプ、エアーチューブ、ペットボトルの3点さえあれば簡単に作ることができます。

なぜなら市販されているブラインシュリンプ孵化器も構造自体は非常にシンプルだからです。

この記事ではブラインシュリンプ孵化器の自作方法と使い方を解説します。

この記事を読むとブラインシュリンプ孵化器が自作できるようになって、毎日熱帯魚にブラインシュリンプを与えることができるようになるよ

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結論
  • ブラインシュリンプ孵化器の自作方法はペットボトルキャップに穴をあけるだけ

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ブラインシュリンプは栄養価の高い最高の生餌

ブラインシュリンプとは海水に生息する甲殻類でアルテミアとも呼ばれます。

卵の状態での保管が非常に容易で、乾燥状態であれば数年放っておいても塩水に漬けると孵化します。

また孵化するまでの時間が短く、1~2日で孵化するため生餌として非常に扱いやすいです。

孵化したてのブラインシュリンプはヨークサックという栄養袋を持っているので、このヨークサックをそのままコリドラスなどの熱帯魚に食べさせることで非常に栄養価の高い餌となります。

コリドラスの稚魚飼育ではブラインシュリンプがあるかないかによって生存率が大幅に変わりますし、稚魚だけでなく成魚に与えても健康に長生きしてくれます。

関連記事>>>コリドラスパンダの稚魚の育て方

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2種類のブラインシュリンプの沸かし方

ブラインシュリンプの沸かし方には皿式とエアレーション式があります。

それぞれ特徴が異なりますので、ブラインシュリンプの用途によって沸かし方を使い分けるとよいです。

皿式は沸かす手間が楽ですが1度に沸かすことのできる量は少なく、稚魚飼育など餌の量を必要としませんが毎日与える必要がある場合に適しています。

エアレーション式は1度に大量のブラインシュリンプを沸かすことができますが孵化器を使用したり、塩水の消費が多かったりと手間がかかります。

皿式 エアレーション式
1度に沸かせられる量 少ない 多い
沸かす手間
使用する道具 少ない 多い
与える対象 稚魚 成魚

また、場所はとりますが皿式でも大きな容器を使えばエアレーション式に近い量を1度に沸かすこともできるので、与える対象に合った沸かし方を試していく必要があります。

この記事でご紹介する孵化器を使った沸かし方は1度にたくさん沸かすことができるエアレーション式ですので、皿式での沸かし方を知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。

関連記事>>>ブラインシュリンプの孵化方法(皿式)

ブラインシュリンプ孵化器の自作方法

孵化器本体となるペットボトルを用意する

ブラインシュリンプを孵化させる容器としてペットボトルを使用します。

ペットボトルの形はなんでもよいですが、大きさは500mlが使いやすいです。

キャップも使うのでとっておいてください。

ラベルはあってもなくてもよいですが、ない方が中が見えやすいので外しておきましょう。

ペットボトルの中は軽く水道水でゆすいで汚れをとっておくとよいです。

孵化器になるペットボトル

500mlじゃ多すぎる場合は350mlのペットボトルを使ったり調整してみるといいよ

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ペットボトルのキャップにエアーチューブを通す穴をあける

ペットボトルのキャップに穴をあけます。

穴はエアーチューブが通せるほどの穴があけば問題ありません。

ドリルを使ってあけるのが簡単ですが、ドリルなんて持っていないという人は大きめのプラスドライバーでぐりぐりするとあけることができます。

ドライバーでキャップに穴をあける

先のなるべくとがったドライバーだと穴をあけやすいよ。ケガには気を付けてね。

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キャップに穴をあけるのはエアーチューブから空気を送り込んだときに塩水がペットボトルの外に飛び散らないようにするためです。

外に飛び散った塩水は乾くとガビガビになってしまいますが、別にかまわないという方は無加工のペットボトルでも問題ありません。

穴をあけたら試しにエアチューブを通してみてみましょう。

全然力を入れなくてもエアチューブがスルスルっと入っていく程度の大きさの穴が開いていれば問題ありません。

これでブラインシュリンプ孵化器は完成です。

ここまででちょっと自分にはできそうにないと感じた場合は市販の孵化器を購入するとよいです。

市販の孵化器ではハッチャー24が使いやすく価格も安いのでおススメです。

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POINT
  • ブラインシュリンプ孵化器はペットボトルのキャップに穴をあければ自作できる

ブラインシュリンプ孵化器の使い方

エアーポンプとエアチューブを用意する

ブラインシュリンプは塩水で孵化させますが、孵化させるには塩水の中に十分な酸素が含まれている必要があります。

酸素を含ませるには孵化器内の塩水をエアーポンプで循環させると効果的です。

その他必要なもの

エアーポンプやエアーチューブは孵化器以外にもサテライトやスポンジフィルター、飼育水槽のエアレーションなど使用用途が多く必ず持っておきたい道具です。

関連記事>>>コリドラス飼育に絶対必要なもの14選

エアーポンプは孵化器として使用するだけであれば排出量などは特にこだわらず安いもので十分です。

また、エアーチューブは100円ショップのペットコーナーにも売られていますが現在持っていないのであれば使用用途が多く後で必要になる可能性が高いので、長めの商品を購入しておくとよいです。

必要なときに必要な本数・長さに自分で切って調整することができます。

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エアーストーンは孵化器として使用する場合はなくても問題はないですが、あればなおよいです。

エアーストーンも100均に売っていますが購入する場合はペットボトルの口に入る細いタイプのものを購入しましょう。

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キャップにエアーチューブを通す

穴をあけたペットボトルキャップにエアーチューブを通します。

キャップにエアチューブを通す

キャップを閉めたときにエアチューブの先またはエアーストーンの先がペットボトルの底に届く程度の長さを確保しておきましょう。

エアチューブの長さ

試しに1度キャップを閉めてみて長さを確認するといいよ

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反対側のエアーチューブの先はエアーポンプに接続します。

エアーポンプとエアーチューブ

ペットボトルに塩水とブラインシュリンプの卵を入れる

ペットボトル内に塩水とブラインシュリンプの卵を入れます。

塩水の塩はスーパーなどに売っている一番安い余計な成分が入っていないものを使い、1ℓの水に対して20gの塩を混ぜて作ります。

詳しい作り方は以下の記事を参考にしてください。

関連記事>>>ブラインシュリンプの孵化方法(皿式)

塩水をペットボトルいっぱいまで入れると吹き出す可能性があるため7~8割程度にしておいた方が良いです

塩水の入ったペットボトル

ブラインシュリンプは孵化器でエアーポンプを使って孵化させれば酸素が行き届いているため、ある程度多めの量を入れても孵化します。

必要な量だけペットボトル内に入れましょう。

ブラインシュリンプとスプーン

ブラインシュリンプはたくさんのメーカーから発売されていますがテトラのブラインシュリンプエッグスが価格が安く孵化率も高いためおススメです。

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テトラ (Tetra)
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テトラブラインシュリンプエッグスにはスプーンが付属しておらず袋のまま入れようとすると、こぼれたり狙った量を入れられない可能性がありますのでブラインシュリンプ用のスプーンは購入しておいた方が良いです。

おすすめはスプーンとピンセットが一体になっている水作のピンセットスプーンという商品でアカムシを与えるときはピンセット、ブラインシュリンプを与えるときはスプーンといった使い分けができて便利です。

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卵がペットボトル内を循環していることを確認する

ブラインシュリンプの卵を孵化器に入れたらエアーポンプの電源を入れます。

ペットボトルの底からキャップの方にエアーが登ることで、ペットボトル内に水流ができて、ブラインシュリンプの卵が全体を巡回するように動いていれば大丈夫です。

循環する卵

このとき最初はエアーが出るけどすぐに止まってしまう、という現象が起きてしまった人はペットボトルキャップの穴が小さすぎることが原因です。

エアーポンプからのエアーでペットボトル内がパンパンになっていてエアーポンプの押し出す力よりペットボトル内の圧力の方が高くなっている状態です。

ペットボトルキャップの穴を大きくして空気が逃げるようにしてあげると直ります。

エアーチューブとキャップ

24時間孵化を待つ

ブラインシュリンプの卵がペットボトル内を循環した状態のまま24時間放置します。

遠目から見ても明らかに塩水がオレンジ色になっていればブラインシュリンプは孵化しています。

ブラインシュリンプの孵化した塩水

エアレーションを止めてよく見てみるとオレンジ色の粒が小さく動いているのがわかります。

ブラインシュリンプは外気温や塩水の濃度などにより孵化する時間が前後するため24時間で孵化していなくても、数日は待ってみましょう。

24時間で孵化するのは塩水が28℃であった場合で、水温が低くなればなるほど孵化するのに時間がかかるようになります。

ライトで集めて与える

ブラインシュリンプが孵化したら最後はスポイトで吸い出して熱帯魚に与えます。

ブラインシュリンプは光に集まる性質があるため、外から光を当てて集まってきたところだけをスポイトで吸い取ると効率よくブラインシュリンプだけを吸うことができます。

しかし、自作ブラインシュリンプ孵化器はペットボトルを本体に使用するため、スポイトを入れる口が小さく光を当てている部分まで届きません。

自作ブラインシュリンプ孵化器で孵化したブラインシュリンプを与えるには、孵化器の中の塩水をグラスなどに出し、皿式と同じようにガラスの外から光を当ててブラインシュリンプを集めるとよいです。

光に集まるブラインシュリンプ

スポイトで吸い出したら塩水を極力飼育水槽に入れたくない人は一旦茶こしなどでブラインシュリンプと塩水を分離して、ブラインシュリンプだけを与えるましょう。

飼育水槽に塩水を多く入れてしまうと水草が枯れてしまう可能性がありますが、影響がでるかどうかはブラインシュリンプを与える頻度や水替え頻度、水槽の大きさ次第です。

我が家では60cm水槽で飼育しているけどスポイトで吸ってそのまま与えているよ。水草や生体に不具合が起きたことはないよ

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POINT
  • キャップの穴は大きめにあけるとよい

  • エアチューブまたはエアーストーンはペットボトルの底につく位置まで入れる

  • 塩水がオレンジ色になれば孵化完了

ブラインシュリンプ孵化器の温度とヒーターの必要性

ブラインシュリンプを孵化させるのに最適な水温は28℃と比較的高めです。

ブラインシュリンプが24時間で孵化するというのは水温が28℃であった場合であり、水温が下がるにつれて孵化するタイミングは遅くなります。

また、適温から外れるにつれて孵化率にも影響を及ぼします。

日本の夏は28℃を超えますし、冬には下回るため24時間で孵化させたい、孵化率を年中安定させたいという場合は温度管理をする必要があります。

しかし、ブラインシュリンプのために新たにヒーターやクーラーを設置するのは手間であり、お金もかかってしまいます。

そこでおすすめの手段はサテライトSに水道水を入れて、その中に自作ブラインシュリンプ孵化器を入れることです。

ポイントは飼育水槽にサテライトを本来の設置向きとは逆向きに設置することです。

飼育水槽の熱がサテライトからサテライト内の水を通して自作ブラインシュリンプ孵化器に伝わるため、温度管理が不要になります。

コリドラスや一般的な熱帯魚では26℃ヒーターが多いためブラインシュリンプの孵化に最適な水温に近い温度で孵化させることができます。

サテライトの設置向き

飼育水槽の水位は画像よりも高い位置にしたほうがいいよ

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まとめ

ブラインシュリンプは栄養価が高く、稚魚にも成魚にも与えたい優れた生餌です。

沸かし方には皿式とエアレーション式があり、必要となる量によって沸かし方を使い分けるとよいです。

エアレーション式で沸かす場合は孵化器が必要になりますがペットボトルのキャップに穴をあけるだけで簡単に手作りすることができます。

エアーポンプとエアーチューブを使用してブラインシュリンプの卵が孵化器内を循環するようにすれば水温によっては24時間で孵化します。

ブラインシュリンプの孵化には水温が大きく関係し、24時間で孵化するのは水温が28℃の場合ですが、冬場には28℃を大きく下回ってしまうため孵化に時間がかかり、孵化率も悪くなります。

対策として水道水を入れたサテライトSを本来の向きとは逆向きに飼育水槽に設置し、その中に孵化器を入れると飼育水槽の水温が孵化器に伝わって手間をかけずに高い孵化率を維持することができます。

また簡単とはいえ自作するのは面倒という人は市販されているブラインシュリンプ孵化器を使用するという手もあります。

市販の孵化器ではハッチャー24が使いやすく価格も安いのでおススメです。

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というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

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