初心者でも簡単!ゼロから始めるコリドラス飼育

  • アクアリウム初心者でもコリドラスを飼育できるか知りたい

  • コリドラス飼育のコツを知りたい

  • コリドラス飼育に必要なものを知りたい

  • コリドラス飼育にかかる費用を知りたい

  • コリドラスの種類の選び方を知りたい

コリドラスを飼育するにあたってこれらの悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?

実はコリドラスは飼育しがいのあるアクアリウムにおすすめの熱帯魚です。

なぜなら種類が多いためコレクション性が高く、混泳も容易で繁殖にチャレンジすることもできるため楽しみ方が多いからです。

この記事ではアクアリウム初心者でもできるコリドラスの育て方を手順を追って紹介します。

この記事を読むとコリドラスを飼育するためには何をすればいいかが順を追ってわかるようになるよ

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結論
  • コリドラスの飼育は初心者でもできる

  • 水を常にきれいに保つことが長期飼育のコツ

  • 必要な道具は意外と多く3~4万円は覚悟が必要

  • 1匹当たり1000円未満の種類から始めるのがおすすめ

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コリドラスは水槽の主役にも脇役にもなれる

コリドラスとは川などの淡水に生息するナマズの仲間です。

模様などによって200以上の種類が存在することが確認されており、吻(ふん)の形によってショートノーズ、セミロングノーズ、ロングノーズの3種類に分類されます。

種類の多さから非常にコレクション性の高い熱帯魚です。

ショートノーズ

吻(ふん)とは動物の口先のことだよ。
上がショートノーズのコリドラスデュプリカレウスで下がロングノーズのコリドラスフォーレリーだよ

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本記事では最も種類の多いショートノーズタイプのコリドラスについて記載しています。

ショートノーズとロングノーズでは性格や飼育難易度が全然異なるからしっかりと区別してね

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コリドラスの性格は非常に温厚で他の熱帯魚にいじめられることはあってもいじめることはまずありません。

その温厚さから混泳に適しており多数飼育して水槽の主役にすることも、少数で引き立て役にすることもできます。

水槽内を泳ぎ回るというよりは流木などの影でボーっとしていることが多く、温厚な性格と相まって愛嬌を感じさせる熱帯魚です。

自然界では底砂の粒が小さく泥に近いような場所に生息しており、水槽内で同じ条件を再現することによって底砂を口でつつくようにする通称『もふもふ』と呼ばれる動作を見ることができます。

水槽内で繁殖を確認された種類も多く、後々は繁殖にもチャレンジしてみたいという方にも適した熱帯魚です。

コリドラスの飼育は難しくない

コリドラスは食欲旺盛なため餌付けが簡単で、水温管理もそこまでシビアではないことからコツはあるものの決して飼育が難しい熱帯魚ではありません。

しっかりと事前に知識をつけておけばアクアリウム初心者でも飼育することができます。

底に沈んだほかの熱帯魚の食べ残しを食べてくれることから『水槽の掃除屋』と言われることが多いですが大食漢のため、ほかの熱帯魚の餌の残りだけで飼育することはできませんので注意が必要です。

長期でコリドラスを飼育するにあたって最も気をつけなければいけないことは、水をきれいに保つことです。

コリドラスは餌をよく食べるためついつい与えすぎてしまい、水槽底面で生活していることから食べ残しなどの汚れの影響を受けて病気になってしまいます。

適度な餌の量と水替え・フィルター掃除を定期的に行うことが大切です。

慣れてしまえば簡単であり、愛嬌のあるコリドラスに癒される生活が待っているため、ぜひとも飼育にチャレンジしてほしいです。

愛嬌のあるコリドラス

ゼロから始めるコリドラスの飼育方法

必要な道具を揃える

コリドラスを飼育するにあたって最初にしなければいけないことは必要な道具を揃えることです。

コリドラス以外の生体でアクアリウムをやっていた人であればすでに持っているものも多いと思いますが、以下のものは必須ですので必ず事前に準備しておきましょう。

  • 水槽

  • フィルター

  • 照明

  • ヒーター

  • 冷却ファン(またはクーラー)

  • 水温計

  • テーブルタップ

  • バケツ

  • スポイト

  • 水替えホース

  • ネット

  • ポリタンク(またはカルキ抜き剤)

  • エアチューブ

  • サテライトL

飼育を始めてすぐに必要ではないものも含まれていますが、いずれ必要になるため最初から全部購入しておいた方が良いです。

水槽については初心者ほど小さい水槽から始めがちですが、大きい方が水量が多いため外気温の変化の影響を受けづらく飼育が容易です。

おすすめの水槽サイズは60cm規格水槽で、スペース的に置けないという場合は置けるサイズの水槽で一番大きいものを選ぶとよいです。

フィルターについては水槽のサイズにもよりますが、コリドラスは水を汚しやすい熱帯魚ですのでろ過能力の高い外部フィルターがおすすめです。

外部フィルター

また必須ではありませんが、流木やシェルター、水草や底砂なども水槽の鑑賞性をぐっと高めてくれるアイテムですので最初に購入しておくのがおすすめです。

購入する水槽のサイズにもよりますが全くのゼロからコリドラスの飼育を始める場合は3~4万円程度の出費は覚悟しておいた方が良いです。

関連記事>>>アクアリウム初心者がコリドラス飼育時に必ず準備しておくべき道具14選

パイロットフィッシュを飼育して水槽を立ち上げる

飼育に必要な道具購入時に目当てのコリドラスを購入してはいけません。

まずはコリドラスを飼育できる水槽環境を作る必要があります。

水槽立ち上げ直後はフィルターにバクテリアが繁殖しておらず、水の浄化作用が非常に弱いため水質が安定しません。

バクテリアは生体の糞や食べ残しから発生するアンモニアなどを栄養に繁殖するため、水質の変化に強い生体を飼育してフィルターにバクテリアを繁殖させる必要があります。

バクテリアが繁殖するには1か月程度かかるためパイロットフィッシュのみで1か月は飼育してからコリドラスを購入しましょう。

パイロットフィッシュとしてはアカヒレやネオンテトラ、チェリーバルブなどが有名です。

どうしてもパイロットフィッシュが必要な段階からコリドラスを飼育したいという方は赤コリ(コリドラスアエネウス)・白コリ(コリドラスアエネウス アルビノ)・青コリ(コリドラスパレアタス)の中から選ぶようにしましょう。

バクテリアの繁殖目的で水槽に一番最初に入れる水質の変化に強い魚のことをパイロットフィッシュというよ

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ネオンテトラ

コリドラスを選ぶ

水槽が立ち上がりコリドラスを迎え入れる準備ができたらようやくコリドラスを購入できます。

丈夫で飼育が簡単なのはパイロットフィッシュとしても飼育可能な赤コリ・白コリ・青コリですがこの3種類の中に好みのコリドラスがいない場合は販売価格1匹あたり1000円未満のコリドラスを候補にするとよいです。

例としてはコリドラスステルバイやコリドラスエレガンス、コリドラスジュリー、コリドラストリリネアータスなどが挙げられます。

1匹あたり1000円を超えると少し飼育が難しい種類も入ってくるのでコリドラスの飼育に慣れてきてからチャレンジするとよいです。

また、コリドラスの中で最も人気のあるコリドラスパンダも1000円未満で購入できますが注意が必要な種類になります。

コリドラスパンダは若干水質に敏感な種類ですが、それ以上に人気がありすぐに売れるため大量に入荷して店舗によっては状態をろくに確認しないまま調子の悪い個体が販売されていることが多いです。

コリドラスパンダがよく死ぬと言われるのはこのためで、購入時点ですでに病気を発症していたり衰弱している個体が多いです。

別のコリドラスをしばらく飼育してコリドラスの状態の良し悪しを見て判断できるようになってから購入するのがおすすめです。

パンダ以外にも当てはまるけど状態の悪い個体を販売していないショップを見つけることも大事だよ

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どうしても最初にコリドラスパンダを飼いたいという人はチャームiconで購入するのがおすすめです。

100%とは言えませんが状態の良い個体が送られてくる確率が非常に高く、メインはネットショップのため住んでいる地域に関わらず購入することができます。

コリドラスパンダ

コリドラスを飼育する

コリドラスの飼育は大きく分けると購入時のトリートメントと水槽導入時の水合わせ、それ以降は餌やりと掃除のループです。

新規で購入した個体は元気そうに見えても病気や寄生虫に寄生されている可能性があるため、飼育水槽とは別容器で1週間ほど飼育し、問題がない個体だけ飼育水槽に入れます。

水槽導入時はコリドラスの種類によって水質の変化への耐性は異なりますが、点滴法を用いて水合わせをすると生体にストレスが少なくすることができます。

飼育水槽で飼育を開始したら最も気を付けなければならないことは水を常にきれいに保つことです。

そのためには最初からたくさんのコリドラスを飼育せずに少数から徐々に生体の数を増やしていくこと、水槽の汚れが底に溜まらないように掃除すること、定期的な水替え・フィルター掃除をすること、餌を与えすぎないことが大切です。

コリドラスは病気になってしまうと立て直すのが難しい熱帯魚のため、体調を崩さない環境を維持することができれば長期飼育は簡単です。

特に、大食漢のため餌を与えすぎやすいですが餌の食べ残しは一気に水質を悪化させるため注意が必要です。

コリドラスの口が届かず、食べ残しがたまってしまいそうな場所を作らないレイアウトにすることも大事だよ

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餌を食べるコリドラス

病気を治す

コリドラスを病気にしないことは当然大事ですが、同じくらい病気の個体を購入しないことも大事です。

コリドラスは病気からの立て直しが難しいため、購入時はネットショップでない限り必ず元気な個体を見分けて購入しましょう。

病気の個体はヒレが裂けている、目が飛び出している、体表に白いモワモワがついている、内出血しているなどの特徴があります。

病気のコリドラス

また、病気でなくても衰弱している個体は力なくふらふらと泳いでいたり、背びれを畳んでいるなどの特徴があるので1つでも当てはまるようであれば購入は控えたほうが良いです。

特に寄生虫に寄生された個体を購入すると水槽内で他のコリドラスにも移ってしまうので注意が必要です。

水槽導入後は水をきれいに保っていれば病気になることは基本的にありませんが、些細なことで水槽のバランスは崩れて水質が悪化し病気になってしまうことはあります。

病気に気付いたらしっかりと症状を見極めて素早く対処する必要があります。

特にエロモナス病やカラムナリス病はかなりの早期発見でなければ助かりません。

病気になった場合は別容器に隔離して薬浴することになりますが薬はグリーンFゴールド顆粒またはエルバージュエースのどちらかとレスバーミンがあればコリドラスのかかるほとんどの病気に対応できるので常備しておきましょう。

POINT
  • 大きい水槽にろ過能力の高いフィルターを付けると飼育が簡単

  • コリドラス飼育前にパイロットフィッシュを1か月飼育する

  • 1匹当たり1000円未満のコリドラスから飼い始めるのがよい

  • 水を常にきれいにすることが1番大事

  • グリーンFゴールド顆粒またはエルバージュエースのどちらかとレスバーミンは常備する

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コリドラスを繁殖させる飼育方法

親魚はオスメスバランスよく単独飼育

1年間を通して死んでしまう個体、病気になる個体がでなくなった場合は次のステップとして繁殖にチャレンジしてみるとよいです。

繁殖の難易度は種類によって大きく異なり、難しい個体ほど価格が高くなる傾向があります。

赤コリ・白コリ・青コリであれば普通に飼育しているだけで産卵することも珍しくありません。

混泳水槽のままでも産卵する種類もいますがほかの熱帯魚に卵を食べられる可能性が高いため、繁殖では単独飼育が基本です。

オスとメスをバランスよくそろえることでペアができる確率を高くすることができます。

未成熟の個体では繁殖できずブリード個体なら1年以上、ワイルド個体なら3~5年ほど飼育していれば繁殖できるようになります。

普段からたっぷりと栄養を与えていると無精卵の確率が減って卵の孵化率が高くなります。

コリドラスの卵

無精卵に注意してブラインシュリンプで育てる

コリドラスがペアをつくり、産卵したとしてもまだ気は抜けません。

卵はそのままにしておくとほかのコリドラスに食べられてしまうためすぐに別容器に移す必要があります。

容器に移した卵は数日すると無精卵は白く濁りカビがはえてくるため、有精卵に悪影響を与える前に取り除きます。

卵によって成長速度は異なりますが有精卵は産卵から4日程度で孵化します。

孵化から2~3日はヨークサックという栄養袋から栄養をとるため餌は不要ですがヨークサックがなくなった後はブラインシュリンプを沸かして与えると圧倒的に稚魚の生存率が高くなります。

ブラインシュリンプを食べる稚魚

孵化から1か月もすると見た目もコリドラスらしくなり、2か月もすると親と同じ水槽で飼育できるようになります。

POINT
  • 繁殖は単独飼育でオスメスをバランスよく揃える

  • 隔離した卵で白く濁ったものは無精卵のため取り除く

コリドラスとお別れする

一般的にコリドラスの寿命は3~5年程度といわれています。

しかし、適した環境でしっかりと栄養を与えて健康に飼育すれば10年以上生きたという飼育者の声も少なくありません。

一度飼育し始めると長い付き合いになる可能性もあるコリドラスですが人間の寿命と比べると圧倒的に短いため、いつかはお別れをするときがやってきます。

コリドラスが死んでしまった場合は絶対に死骸を河川に流したり公共の土地に埋めたりしてはいけません。

コリドラスは日本には生息していない生き物なので河川に流したり土に埋めると日本には存在しない細菌が広まってしまう可能性があります。

最も適した処理方法は生ごみとして廃棄することですが愛着をもって長年育てた最後が生ごみというのも心が痛みます。

おすすめは特に処理をせず、水槽内に放置することです。

コリドラスの死骸はコリドラスや他の生体に食べられて細かくなり、水槽内に繁殖したバクテリアによって分解されます。

水槽内で生活したコリドラスの最後は水槽内の他の生体の糧となる方が生ごみとして出すよりよっぽどよいと個人的には思います。

ただし、死骸を放置することは水質の悪化をまねくため普段から過密飼育をしない、フィルターを多めに設置するなど水槽の浄化能力に余力を持って飼育していなければ危険です。

死骸を食べるラムズホーン

シュリンプやラムズホーンと混泳させているとすぐに食べてくれるよ

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まとめ

コリドラスをなるべく簡単に飼育するためには、できるだけ大きな水槽とろ過能力の高いフィルターで飼育することです。

また、パイロットフィッシュを1か月以上飼育してフィルターにバクテリアをしっかりと繁殖させ、水質の変化に比較的強い種類のコリドラスを少数で飼育して少しづつ飼育に慣れることが大切です。

水替えやフィルター掃除を定期的に行い、水槽の底の汚れに注意を払うと病気になってしまう確率もぐっと下げることができます。

コリドラスは飼育に慣れてきたら繁殖にチャレンジするなど楽しみ方が多く、見ていて癒される熱帯魚なので飼育を検討している方は是非挑戦してみましょう。

コリドラス

というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

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