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コリドラスはフィルターなしで飼育できるか知りたい
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コリドラス飼育に重要なろ過の種類を知りたい
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フィルターごとの特徴を知りたい
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フィルターごとのコリドラスとの相性を知りたい
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コリドラス飼育におすすめのフィルターを知りたい
これらの悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
実はコリドラス飼育においてフィルター選びを間違えると病気の蔓延や死んでしまう個体が多発する可能性があります。
なぜならコリドラスは大食漢であり、たくさんの餌を食べて水を汚すため、フィルターのろ過能力が低いと水質が悪化して病気になってしまうからです。
この記事ではフィルターの種類や特徴を解説し、コリドラス飼育に適したフィルターをご紹介します。
この記事を読むとフィルターごとの特徴とコリドラスとの相性がわかるようになるよ。
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コリドラスの飼育にはフィルターが必須
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コリドラスの飼育には生物ろ過が最も重要
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45cm規格水槽以下の容量の水槽にはスポンジフィルターがおすすめ
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60cm規格水槽以上の水量の水槽には外部フィルターがおすすめ
コリドラスはフィルターなしでは飼育できない
フィルターとは水槽の内側や外側に設置し、ろ過槽に水槽内の水を循環させることによって水を綺麗にする装置です。
水槽内の水には生体の糞や餌の食べ残しによって発生するアンモニアや亜硝酸といった生物にとって有害な物質がたまっていきます。
これらの有害物質を毒性の弱い物質に変えてくれるのがフィルターの役割です。
完全に無害にはできないので最終的には水換えによって水槽外に排出しなければならないですが、熱帯魚に悪影響がでるまでの期間が長くなるため、水換えの頻度を圧倒的に少なくしてくれます。
コリドラスは小型の熱帯魚の中では水を汚しやすく、フィルターは必ず設置する必要があります。
少数コリドラスを大きな水槽で飼育し、毎日水換えをすればフィルターなしでも飼育できる可能性はありますが、毎日の水換えは手間がかかりますし、コリドラスにもストレスがかかるためフィルターなしでの飼育は無理だと思った方が良く、なによりメリットがありません。
フィルターの管理も含めて『コリドラス飼育』だよ。
関連記事>>>【初心者でも難しくない】元気に長生きさせるコリドラスの飼育方法
コリドラスの飼育には生物ろ過が最も大事
フィルターが水を綺麗にする作用のことをろ過といいます。
基本的にろ材の容量が多いフィルターほどろ過能力が高く、ろ材によってろ過方法も変わります。
ろ過には3つの種類があり生物ろ過・物理ろ過・化学ろ過に分類されます。
生物ろ過はろ材に繁殖したバクテリアによって有害物質を毒性の低い物質に分解してもらう方法です。
物理ろ過は網目状のろ材でごみをひっかけることにより物理的に水槽内のごみを除去します。
化学ろ過は水槽内の毒性のある物質と化学変化を起こす物質をろ材にすることで除去する方法です。
コリドラスは餌をよく食べ水を汚しやすい熱帯魚なため、最も重要なのは生物ろ過です。
生物ろ過を行うバクテリアが繁殖しやすいろ材をろ過能力の高いフィルターで運用することが大切です。
ろ材はリングろ材とスポンジろ材がおすすめ
フィルターのろ材には複数の種類が存在し、種類によってろ過方法も変わるためどのろ材を選ぶかは非常に重要です。
それぞれのろ材の特徴とコリドラスとの相性は以下の通りです。
リングろ材
円柱型の中央に穴が開いており、リング状になったろ材です。
多孔質のろ材で水と触れる面積が多いため、バクテリアが繁殖できる面積も広い生物ろ過に特化したろ材です。
多孔質とは表面に小さい穴がたくさんあいていることです。
ろ材とろ材の間に隙間がたくさん空くためごみなどで詰まることはありませんが、その分物理ろ過はほとんど期待できません。
リング形状ではなくボール形状をしたボールろ材も存在します。
半永久的に使用できるためランニングコストがかからず、価格も安いコストパフォーマンスに優れたろ材です。
生物ろ過が重要なコリドラスと相性が良く、メインのろ材となります。
スポンジろ材
スポンジに水を通過させ網目にごみをひっかけることによって物理的にごみを取り除く物理ろ過がメインのろ材です。
水草の切れ端や意外と細かいゴミも集めてくれるため、大きなゴミは発生しないと思われがちな小型熱帯魚の飼育でも有効です。
また、スポンジ内を水が通過するためスポンジ内部にもバクテリアが繁殖し生物ろ過の効果もある優秀なろ材です。
寿命もリングろ材ほどではないですが長く、商品にもよりますが3~5年は使用できるためコストパフォーマンスが良いろ材です。
もっと長く使えることも多いです。スポンジに弾力がなくなったら寿命なので取り換えましょう。
コリドラスと相性の良いおすすめのろ材で外部フィルターや上部フィルターではリングろ材と組み合わせて使うことで生物ろ過と物理ろ過を効率よく行うことができます。
ウールマット
ウールマットに水を通過させ網目にゴミをひっかけることによってろ過するろ材です。
物理ろ過がメインのろ材ですが、スポンジろ材と同じくウールマット内にバクテリアも繁殖するため生物ろ過も期待できます。
スポンジろ材との違いは網目の細かさでウールマットの方がより細かいゴミまでろ過することができます。
しかし、寿命は短く数か月~半年程度で交換する必要があります。
上の画像のようにぺったんこになったら交換しよう。
コリドラス飼育においては交換の手間が問題ないのであれば有効なろ材ですが、スポンジろ材で十分なためあえて入れる必要はないろ材です。
活性炭
リングろ材と同じく多孔質の炭で水中の汚れを吸着するろ材です。
化学ろ過に特化したろ材で水中の有機物と化学反応を起こします。
活性炭はアンモニアを吸着すると言われることもありますが実際にはアンモニアには効果がなく、水の黄ばみやにおいなどを除去するのに有効です。
外部リンク>>>活性炭はアンモニアを吸着しない!?
寿命も1~2か月程度と短く、コリドラス飼育においては水の色やにおいが気になる場合は使用してみるのもよいですが基本的には不要なろ材です。
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ろ材は大きくリングろ材・スポンジろ材・ウールマット・活性炭の4つに分けられる
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リングろ材⇒生物ろ過 スポンジろ材・ウールマット⇒生物ろ過+物理ろ過 活性炭⇒化学ろ過
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コリドラス飼育にはリングろ材とスポンジろ材がおすすめ
フィルターごとの特徴とコリドラスとの相性
コリドラスに適したろ材を使用してもフィルターとの相性が悪いとトラブルが起きてしまいます。
ろ過能力が高いだけでなくコリドラスの生態に合ったフィルターを選ぶことが大切です。
フィルターの特徴とコリドラスとの相性は以下の通りです。
投げ込み式フィルター
コリドラスとの相性★★☆☆☆
6種類のフィルターの中で最も価格が安く、ろ過能力の低い小型のフィルターです。
エアリフト式のため使用するには別売のエアーポンプが必要になります。
フィルターの内部のろ過槽には少量のウールマットが入っておりエアーポンプによってフィルター内に発生する水流を利用してろ過を行います。
商品としてはGEXのロカボーイや水作のエイトコアが有名です。
ろ過能力が低いため30cmキューブ水槽などの小型水槽で1~2匹のコリドラスを飼育するのであればメインフィルターとしても使えますが、基本的にはメインフィルターの補助として使用することになります。
ろ材であるウールマットを取り除いてリングろ材などをいっぱいに詰めることでろ過能力を強化することができますが、ろ過槽自体が小さいためろ過能力に期待はできません。
フィルター本体を水槽の底に設置する必要があるため水槽底面で生活するコリドラスのスペースが少なくなることや、水槽の壁との間に隙間ができて餌が挟まり食べ残しとなることで水が汚れるといったデメリットがあります。
水槽内にコリドラスの口がとどかないような隙間はなるべく作らないのが水質を悪化させないコツだよ。
水を汚しやすいコリドラスに対してろ過能力が低く、水槽底面のスペースを使用するという2点から相性が良いとは言えないフィルターです。
外掛けフィルター
コリドラスとの相性★★★☆☆
投げ込み式フィルターと同じく価格が安くろ過能力が低い小型のフィルターで小型水槽での使用に適してきます。
水中モーターで水を吸い上げて水槽壁面に設置したろ過槽に水を供給することでろ過を行います。
商品としてはテトラのオートワンタッチフィルターなどが有名です。
水槽内には水中モーターと吸水パイプしか入れる必要がないため水槽底面を広く使うことができます。
購入時の状態では化学ろ過しかできませんが改造することでリングろ材やスポンジろ材、ウールマットなどが使えるようになるためろ過能力が向上し、コリドラスとの相性も良くなります。
外掛けフィルターを使うなら改造は必須です。
関連記事>>>【簡単最強】100円で外掛けフィルターを改造してろ過能力をアップさせる方法
しかし、水槽壁面にろ過槽をひっかけるという構造上どうしてもろ過槽が小さくなるため改造したとしてもろ過能力は決して高くありません。
また、コリドラスは粒の小さい底砂と相性が良いですが粒が小さいと質量が軽くなるため水流で舞いやすく、外掛けフィルターの吸水パイプに吸い込まれてモーター部分で詰まってしまうことがあります。
詰まってモーターが止まってしまったことに長時間気付かないと一気に水質が悪化してしまうため注意が必要です。
ストレーナースポンジを取り付けると少し詰まりづらくなってろ過能力も向上するよ。
純正品は高いので上記商品がおすすめ。
ろ過能力が低いのでたくさんのコリドラスは飼育できませんが2~3匹のコリドラスを小型水槽で飼育するのであれば砂の詰まりにだけ気を付ければ相性自体はよいフィルターです。
スポンジフィルター
コリドラスとの相性★★★★☆
スポンジをろ材とする小型のフィルターでエアリフト式のため使用するには別売のエアーポンプが必要です。
パイプ内の水をエアーが外に押し出すことによってスポンジから水槽内の水を吸い上げ、ろ過を行います。
スポンジフィルターではテトラのツインブリラントフィルターなどが有名です。
関連記事>>>【コスパ最強】おすすめスポンジフィルター テトラツインブリラントフィルター
同じ小型のフィルターである投げ込み式や外掛けフィルターと比べるとろ材であるスポンジの体積が多くろ過能力が高い特徴があります。
スポンジが2つついたツインタイプかつ吐出量の多いエアーポンプを使うことで小型水槽には十分なろ過能力を発揮します。
掃除も非常に簡単であり、ろ材であるスポンジを数回揉むだけで完了します。
また、水槽壁面にキスゴムで取り付けるタイプは底面からコリドラスの体高程度の隙間を作ることで照明からの影を作ることができ、隠れ家として使用することもできます。
スポンジが大きく目立つため見た目が気になる場合は水草などで隠す必要があることと、パイプ内部で苔などが詰まった場合は分解して掃除しなければならないため、ある程度手間がかかるのがデメリットです。
関連記事>>>【目詰まり注意】スポンジフィルターの掃除方法と寿命の見極め方
また、ろ過能力が高いといっても外部・上部・底面フィルターと比べると劣るため過信は禁物です。
45cm以下の水槽であればメインフィルターとして使用することができ、60cm以上の水槽でもメインフィルターの補助として活躍するコリドラスと非常に相性の良いフィルターです。
底面フィルター
コリドラスとの相性★★☆☆☆
水槽底面に広く敷いた底砂をろ材とするフィルターです。
エアリフト式のため別売のエアーポンプが必要になります。
原理はスポンジフィルターと同じですが底砂をろ材とするため別にろ過槽が必要ないというのが大きなメリットです。
底面フィルターではGEXのマルチベースフィルターなどが有名で小型から60cm水槽まで対応した豊富な商品が存在します。
しかし、底砂をろ材とするため低層に汚れがたまりやすく、低層で生活するコリドラスは汚れの影響を受けやすいです。
病気にならないようにするにはプロホースを使ってしっかりと汚れを吸い出す必要がありますが手間がかかります。
また、コリドラスと相性の良い粒の小さな底砂ではフィルターに吸い込まれて詰まってしまうため、大磯砂などの粒の大きな底砂を使う必要があり、コリドラス特有の動作であるモフモフを見ることができなくなります。
低価格でろ過能力が高くろ過槽も必要ない非常に優れたフィルターですがコリドラスと相性が良くないためコリドラス飼育にはあまりおすすめできないフィルターです。
飼育自体が不可能なわけではないためコリドラスの飼育に慣れてきてからチャレンジするのは問題ありませんが初心者のうちは別のフィルターを選ぶようにしましょう。
関連記事>>>コリドラスと大磯砂の相性は?底面フィルターでの育て方
上部フィルター
コリドラスとの相性★★★☆☆
水中モーターで水を吸い上げて、水槽上部に設置したろ過槽を通過させることによってろ過するフィルターです。
底面フィルターほどではありませんがろ過能力が高い割に安価に購入することができます。
商品としてはGEXのデュアルクリーンなどが有名です。
ろ過槽が大きいためリングろ材(ボールろ材)やスポンジろ材、ウールマットなどを複数組み合わせて使用することができ、高いろ過能力を発揮します。
ろ過槽が水槽上部にあるため、蓋を開けるだけでアクセスすることができ掃除も非常に簡単です。
しかし、照明と合わせて使用するとろ過槽と照明で水槽上部がふさがってしまい、水換えなど水槽のメンテナンスがしづらくなってしまいます。
真上から水槽を覗くと中がほとんど見えなくなります。
また、水位が低くなると水槽に水が供給される音がバシャバシャとうるさくなるためなるべく水位を高く保つようにする必要があります。
水流についてもコリドラスには若干強すぎるため壁に向けて放水させるなど工夫が必要です。
ろ過能力が高く、安価で掃除も簡単なのは魅力ですが水換えなどのメンテナンスがしづらいのがネックとなるフィルターです。
外部フィルター
コリドラスとの相性★★★★★
モーターの力を使って水槽外部に設置した大きなろ過槽に水を循環させるフィルターです。
ろ過槽が非常に大きく紹介した6種類のフィルターの中で最も高いろ過能力を発揮します。
エーハイムのクラシックフィルターが古くからある有名な外部フィルターです。
個人的にはGEXの外部フィルターも好きです。
関連記事>>>【呼び水不要】おすすめの外部フィルターGEXメガパワー6090レビュー
モーターで駆動するため音が静かで、シャワーパイプを使用するとエアレーション効果も期待できます。
シャワーパイプは水中から水面に放水するように設置しないと音がうるさくなるよ。
バルブを回すことで水量を調節できるため水槽にあった水流を作りやすく、ろ過槽が大きいため入れるろ材を生体に合わせて運用することができます。
しかし、吸水・排水ホースなど水槽周りがごちゃごちゃしやすく部品が多いため掃除も大変というデメリットがあります。
関連記事>>>【目安も紹介】外部フィルターの掃除頻度と手間をかけない掃除方法
価格も6種類のフィルターの中で最も高価であり、ろ過槽が大きい分設置場所を必要とします。
コリドラスの飼育には高いろ過能力と適度な水流が必要になるため、外部フィルターをリングろ材とスポンジろ材の組み合わせで運用することにより機能や性能面では非常に相性の良いフィルターとなります。
あとは価格やろ過槽の設置場所、掃除の手間が飼育者と合うかどうかです。
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投げ込み式・外掛け・スポンジフィルターはろ過能力が低く小型水槽向け
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底面・上部・外部フィルターはろ過能力が高く大型水槽向け
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コリドラスと相性が良いのはスポンジフィルターと外部フィルター
ろ過能力と相性で決めるコリドラス水槽に適したフィルターの選び方
ろ材やフィルターの特徴がわかっても自分はどれを選べばよいのか判断できない人も多いと思います。
そんなときは以下の方法で設置するフィルターを選ぶとよいです。
飼育する生体の数と水槽を決める
フィルターを決めるには事前に飼育する生体数と水槽サイズを決める必要があります。
コリドラスは飼育に慣れる前と後で同じ水槽でも飼育できる数が大きく異なります。
慣れないうちはコリドラスの体長1cmにつき1Lの水が必要だけど、慣れてくると半分の水で飼育できるようになるよ。
今何匹飼育したいか、将来飼育に慣れたら何匹飼育したいかで購入する水槽の大きさを決めます。
詳細は以下の記事で解説しています。
関連記事>>>【飼育数で決める】コリドラス飼育におすすめの水槽サイズ
ろ過能力で水槽に合ったフィルターを絞る
飼育する水槽が決まったらフィルターのろ過能力で候補を絞ります。
フィルターには投げ込み・外掛け・スポンジ・底面・上部・外部の大きく分けて6種類のフィルターがありますが、同じサイズの水槽に対応したフィルターだとするとろ過能力は以下のようになります。
投げ込み | 外掛け | スポンジ | 底面 | 上部 | 外部 | |
---|---|---|---|---|---|---|
良い(強い)5・・・・・悪い(弱い)1
45cm規格水槽以下の小型水槽で少数のコリドラスを飼育する場合は水流が強すぎると水槽内が洗濯機のようになってしまうため2以下の投げ込み・外掛け・スポンジ・底面フィルターから選ぶようにしましょう。
60cm規格水槽以上で複数匹を飼育する場合はろ過能力が必要になるため、ろ過能力4以上の底面・上部・外部の中から選ぶようにしましょう。
コリドラスとの相性からさらにフィルターを絞る
フィルターごとの特徴を紹介した際のコリドラスとの相性をまとめると以下の通りです。
投げ込み | 外掛け | スポンジ | 底面 | 上部 | 外部 | |
---|---|---|---|---|---|---|
良い5・・・・・悪い1
45cm規格水槽以下での水槽で飼育を考えた場合に投げ込み式フィルターはろ過能力が不足することと水槽の底面積を消費することがから避けたほうがよく、底面フィルターも飼育難易度が高いため避けると、外掛けフィルターとスポンジフィルターが候補になります。
また60cm規格水槽以上の水槽で飼育を考えた場合は、同じく飼育難易度の高い底面フィルターは避けたほうがよく、ろ過能力の高い上部フィルターまたは外部フィルターが候補となります。
最後にそれぞれの候補に挙がったフィルターの特徴から自分の気に入った方を選ぶとよいです。
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フィルターを決める前に飼育数と水槽サイズを決めておく
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コリドラス飼育に不慣れなうちは投げ込み式と底面フィルターは避ける
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45cm規格水槽以下と60cm規格水槽以上で候補となるフィルターは変わる
おすすめは外部フィルターとスポンジフィルター
選び方はわかったけどおすすめが知りたいという人にコリドラス飼育におすすめのフィルターをご紹介します。
45cm規格水槽以下の小さな水槽ではスポンジフィルターがおすすめです。
外掛けフィルターと比べるとフィルター本体価格が同額で別売のエアーポンプが必要になる分、若干スポンジフィルターのほうが高価になります。
しかし、小型のフィルターの中ではろ過能力が高いのが最大のメリットで、底砂がモーターに詰まりやすい外掛けフィルターよりも安定した運用ができます。
関連記事>>>【コスパ最強】おすすめスポンジフィルター テトラツインブリラントフィルター
そして、60cm規格水槽以上の水槽では外部フィルターがおすすめです。
価格は高価ですが、ろ過能力が高いだけでなく水流やろ材の種類など自由度が高いのがメリットです。
上部フィルターと比べても景観がよく音も静かで、より鑑賞に適しています。
価格分の価値はあるコリドラスと非常に相性の良いフィルターです。
関連記事>>>【呼び水不要】おすすめの外部フィルターGEXメガパワー6090レビュー
まとめ
フィルターは水中の有害物質を毒性の低い物質に変えてくれる働きがあり、水を汚しやすいコリドラスの飼育においては必須の装置です。
フィルターが水を綺麗にする作用をろ過といいますが、ろ過には生物ろ過・物理ろ過・化学ろ過の3種類があり、コリドラス飼育に最も重要なのは生物ろ過でリングろ材やスポンジろ材が相性が良いです。
フィルターには大きく分けて投げ込み式・外掛け・スポンジ・底面・上部・外部フィルターの6種類があり、水槽の大きさとコリドラスとの相性から設置するフィルターを選ぶ必要があります。
45cm規格水槽以下のサイズの水槽ではスポンジフィルター、60cm規格水槽以上のサイズの水槽では外部フィルターがおすすめで、ろ過能力が高くコリドラスとの相性も良いため安定して飼育することができます。
水槽とフィルターが決まれば飼育自体はできますが、ベアタンクでは味気ない水槽になってしまうため底砂を入れて鑑賞しがいのある水槽を作るとよりアクアリウムを楽しむことができます。
関連記事>>>【厚さ注意】コリドラス飼育におすすめの底砂5選【ベアタンクでも問題なし】