【餌付け簡単】水槽環境に合わせて選ぶコリドラスにおすすめの餌11選

このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか？

実は万人におすすめできるコリドラスの餌はありません。

なぜならコリドラスの飼育数や水槽環境、飼育者が何を目指すかによって与えるべき餌は変わるからです。

この記事では、飼育数や水槽環境、飼育の目的に応じておすすめの餌を11種類紹介します。

コリドラスには沈下性の餌を専用に与える

コリドラスは水槽の低層で生活する熱帯魚であり、底に沈んだ餌を食べ、水面に浮く餌は食べることができません。

与える餌は必ず沈下性のものを選ぶ必要があります。

また、コリドラスは水槽の掃除屋さんと呼ばれることが多く、他の熱帯魚の食べ残しがあればコリドラス用の餌はいらないと考えている人も多いです。

しかし、実際のコリドラスは大食漢であり、他の熱帯魚の食べ残しだけでは足りないため必ずコリドラス専用に餌を与える必要があります。

餌は複数種類与えるのがおすすめ

コリドラスは雑食の熱帯魚であり、餌付けも簡単な種類が大半です。

他の熱帯魚用の人工餌も食べることができるため、与えることができる餌の種類は多いです。

また、1種類の餌を与え続けると栄養が偏ってしまうため、同時に2～3種類の餌を与えるのがおすすめです。

与えるのに少し手間はかかりますが、バランスよく栄養が取れることによって健康に長生きさせることができるようになります。

タブレットだけじゃないコリドラスにおすすめの人工餌

人工的に成分や形を決めて作られた餌を人工餌といいます。

ある程度栄養のバランスがとれており、保管・与えるのに手間がかからなく、コストも安く済みます。

コリドラスの飼育には必須でありメインの餌となる人工餌を5種類紹介します。

初心者はひかりクレストミニキャット

キョーリンが提供する肉食魚用の人工餌です。

ひかりクレストキャットという商品の1粒の大きさを小さくした商品です。

小型の底棲肉食魚を対象に作られた人工餌のため、沈下性でありコリドラスも食べることができます。

ひかりクレストミニキャットがおすすめの理由は1粒が3mm程度の大きさであり、コリドラスの成魚1匹あたり1粒で計算して与えると少なすぎず多すぎない丁度良い量になるということです。

アクアリウムを始めたばかりの方は餌やりが楽しくて与えすぎてしまうことが多いですが、餌の与えすぎは水質悪化により病気の発症リスクが高くなります。

最初はひかりクレストミニキャットで与える量の感覚をつかむのが良いです。

関連記事＞＞＞【与える頻度で調整】コリドラスに適した餌の量を徹底解説【目安も紹介】

また、キョーリンの人工餌は比較的嗜好性が高いものが多く、価格も安価なためランニングコストも安くすることができます。

関連記事＞＞＞ひかりクレストミニキャットがコリドラスにおすすめの餌な理由3選

混泳水槽にはひかりクレストコリドラス

キョーリンが提供するコリドラス専用の人工餌です。

コリドラスの餌としては定番でタブレット状になっており、一般的にコリタブと呼ばれる餌です。

1粒が6～7mm程度と大きいため、水槽の上層～中層に小型の熱帯魚と混泳していても食べられてしまう心配がなく、水槽の底のコリドラスまでしっかり餌が与えられます。

餌は5分程度で食べきれる量を与えるのが基本ですが、ひかりクレストコリドラスは溶けにくく長時間水槽内に存在するため5分にこだわる必要はありません。

水槽内に体の大きなコリドラスと小さなコリドラスがいる場合は、大きなコリドラスが餌を占有してしまうことがあるため、水槽の上層～中層の熱帯魚に食べられてしまう心配がない場合はタブレットを半分に割って与えるのも有効です。

同時に餌を食べられるコリドラスの数が増えるため、小さいコリドラスでも餌を食べられる確率を上げることができます。

関連記事＞＞＞【タブレットの定番】ひかりクレストコリドラスがおすすめの餌な理由4選

稚魚の育成も考えているならテトラプランクトン

テトラが提供する小型熱帯魚用の沈下性顆粒タイプの人工餌です。

容量が多い上に価格が安く、非常にコスパの良い餌です。

ゆっくりと沈んでいくため、水槽上層～中層に混泳する熱帯魚が多くいる場合は沈みきるまでに食べられてしまい、コリドラスに餌が届かない場合があります。

しかし、コリドラスのみの飼育や混泳魚が少ない場合は細かい餌が水流に乗って水槽全体に散らばるため、餌を食べられない個体を減らすことができます。

最も大きなメリットは粒が小さいため孵化後1か月程度のコリドラスの稚魚に与えることが可能なことです。

後で紹介するブラインシュリンプが稚魚飼育の定番の餌ですが沸かす手間があるため長い期間与え続けるのは大変です。

繁殖を目指しており、なるべく早い段階で人工餌に切り替えたい人には重宝します。

単独飼育ならひかりクレストディスカス

キョーリンが提供する雑食魚用の沈下性顆粒タイプの人工餌です。

テトラプランクトンと同じく水槽上層～中層に混泳魚が多い場合はコリドラスまで餌がまわらない場合があり、コリドラス単独飼育であれば水槽全体に散らばることで餌を食べられない個体を減らすことができます。

テトラプランクトンとの違いは粒の大きさと嗜好性です。

ひかりクレストディスカスの方がコリドラスに対しては嗜好性が高いため成魚の飼育のみであれば向いています。

ただし、粒がテトラプランクトンよりも大きいため稚魚の飼育を考えており、なるべく早く人工餌に切り替えたい場合はテトラプランクトンの方が良いです。

関連記事＞＞＞【単独飼育と相性抜群】コリドラスにおすすめの餌ひかりクレストディスカス

安く済ませたいならダイソー底生熱帯魚の餌タブレット

ダイソーが提供するコリドラスの餌です。

ひかりクレストコリドラスと同じくタブレット状の餌で20g100円と非常にコスパが良いです。

餌代を安く済ませたい方におすすめで、安いといってもコリドラスはしっかりと食べてくれます。

安くアクアリウムをするには100円ショップの活用は必須なのでどのような商品があるかは把握しておくとよいです。

関連記事＞＞＞【100均で節約】ダイソーで揃う使いやすいアクアリウム用品17選

繁殖を目指すなら乾燥・冷凍アカムシ

アカムシはユスリカという蚊のような昆虫の幼虫であり、赤くてニョロっとした見た目から苦手な人も多い餌です。

成魚を飼育するだけであれば与えなくても問題はありませんが、栄養価と嗜好性が高いため繁殖を狙うのであれば定期的に与えたい餌となります。

冷凍または乾燥された餌が主流で、ともに水に浮きやすいためコリドラスに与えるためには沈める対策が必要です。

関連記事＞＞＞【コリドラスと相性抜群】乾燥・冷凍赤虫を水に沈めて与える方法

少数飼育ならビタクリンアカムシ ミニキューブ

キョーリンが提供する冷凍のアカムシです。

1キューブあたり1.4gと小型なのが特徴で、３～４匹程度の少数でコリドラスを飼育している場合に適しています。

冷凍アカムシは食べ残しが発生してしまうと水を汚しやすいため、必ず食べきれる量を与える必要があります。

またアカムシは栄養が逃げないように非常に低い温度で瞬間的に凍らせているため、大きなキューブを解凍し、必要な分だけ使用して残りを再度冷凍するということはできず、解凍した分は使い切る必要があります。

1キューブが小型な分割高になってしまいますが少数の飼育では非常に使いやすいアカムシです。

多数飼育なら富城冷凍アカムシ

富城物産が提供する冷凍のアカムシです。

1キューブあたり2.86gと大きく、たくさんのコリドラスにたっぷり与えるのに適しています。

アカムシは人工飼料に比べて価格が高く、たくさん与えようとするとコストがかかりますが富城冷凍アカムシは安価で非常にコスパのよい餌です。

冷凍しておけば長期保存も可能なため、まとめ売りを利用してさらに単価を下げるのもおすすめです。

また、しっかりとUV殺菌してあるため安心して与えることができます。

関連記事＞＞＞【大容量で安い】富城冷凍アカムシがコリドラスにおすすめの餌な理由4選

冷凍を使用できない場合はひかりFDビタミン赤虫

ひかりFDビタミン赤虫はキョーリンが提供する乾燥のアカムシです。

冷凍アカムシの方が嗜好性は高いですが冷凍庫で凍らせて保管する必要があり、自分や家族に食品と同じ場所にアカムシ入れることに抵抗がある場合も多いです。

乾燥アカムシであれば人工飼料と同じように保管することができ、解凍作業も行う必要がありません。

ひかりFDビタミン赤虫はケースにしっかりした開閉式の蓋が付いており適量の餌を与えやすく、乾燥アカムシの中でも特に保管・管理のしやすい餌です。

ただし、冷凍アカムシ以上に水に浮きやすいためしっかりと水に沈める対策が必要です。

関連記事＞＞＞浮く乾燥・冷凍アカムシを沈めてコリドラスに与える方法

一度使い切ってしまうと2回目以降は袋のキョーリン乾燥アカムシを購入して詰め替えると使いやすいです。

稚魚の餌や繁殖にはブラインシュリンプ

ブラインシュリンプとはプランクトンの一種で、エビのような生き物です。

学名からアルテミアと呼ばれることもあり、卵は乾燥状態でも塩水に漬けると孵化するため保管や管理が簡単です。

関連記事＞＞＞ブラインシュリンプの孵化方法（皿式）

孵化したてはヨークサックと呼ばれる栄養袋を持っているため、栄養価や嗜好性が高く、1匹1匹がとても小さいため生まれたばかりのコリドラスの稚魚も食べることができます。

ブラインシュリンプがあるかないかで稚魚の生存率は大きく変わるため、稚魚飼育をするなら必須の餌です。

孵化率の高い定番のテトラブラインシュリンプエッグス

テトラが提供するブラインシュリンプの卵です。

比較的安価で孵化率が高く、成魚から稚魚の飼育まで対応できる定番のブラインシュリンプです。

容量が20ccのため成魚に毎日たっぷり与えるには少ないですが、以下のような用途であれば問題ありません。

• 数日間隔で与える
• 飼育数が少ない
• 稚魚の餌として与える

また、成魚に与える場合は飼育数によっては皿式では沸く量が少ないため孵化器を使うと大量に沸かせることができます。

関連記事＞＞＞ペットボトルで簡単自作！ブラインシュリンプ孵化器の作り方と使い方

関連記事＞＞＞コリドラスの成魚へのブラインシュリンプの与え方

成魚にたっぷり与えるならブラインシュリンプエッグス425g缶

ニチドウが提供する大容量425gのブラインシュリンプです。

とにかく量が多いのでブラインシュリンプをメインの餌として与える人で、飼育する生体の数が多い人におすすめです。

グラムで計算すると20cc（約10g）の商品を購入するよりも安く購入することができます。

425gも必要ではないけど20cc（約10g）では少ない場合はAmazonで20cc（約10g）のテトラブラインシュリンプエッグスを定期便で購入するとコストを少し抑えることが可能です。

稚魚飼育にはアルテミア100があると安心

ニチドウが提供する殻無しブラインシュリンプです。

ブラインシュリンプの卵から黄身だけを取り出したものであり、孵化させる必要がなくそのまま与えることができます。

コリドラスの稚魚は空腹に弱く、ヨークサックがなくなると1日2回は餌を与える必要があります。

生餌のブラインシュリンプは栄養価の高い優れた餌ですが沸くまでに1～2日かかるため、必要なときに十分な量が沸いていなかったり沸かすこと自体を忘れてしまうことがデメリットです。

そのまま餌を与えないと稚魚が死んでしまうため、緊急時の餌として殻無しブラインシュリンプを与えるとよいです。

ただし、生餌のブラインシュリンプのほうが嗜好性が高いため、あくまで緊急用として使用する餌です。

頻繁に使うことはないため量は20gで十分ですが、沸かすのを忘れやすくて心配な方は内容量40gの商品でもよいです。

浮上性の餌であるため普通に与えると浮いてしまいますが、ピンセットでつまんだ状態で水に沈めてアルテミア100をつぶすようにピンセットを動かすと大半は沈んでいきます。

まとめ

コリドラスは水槽の掃除屋と呼ばれることも多いですが必ず専用に沈下性の餌を与えなければやせ細ってしまいます。

餌は栄養が偏らないように人工飼料をメインに2～3種類を与えるのがおすすめで、飼育数や水槽環境、繁殖を目指すかどうかによって適した餌を選ぶようにしましょう。

初めてコリドラスを飼育する場合は餌の量の感覚を覚えるためにもひかりクレストミニキャットを1匹あたり1粒で与えるのがおすすめです。

慣れてきたらアカムシやブラインシュリンプなどを与えて繁殖にも挑戦してみましょう。

Amazonプライムに加入しておけば急に餌が必要になっても無料で最短その日のうちに届くため、使いやすくおすすめです。

関連記事＞＞＞アクアリウムをするならAmazonプライムに登録したほうが良い理由6選

また、初めてコリドラスを飼育する人におすすめのひかりクレストミニキャットについては以下の記事で詳しく与え方を解説しています。

関連記事＞＞＞ひかりクレストミニキャットがコリドラスにおすすめの餌な理由3選

ひかりクレストミニキャットがコリドラスにおすすめの餌な理由3選

コリドラスの餌でお悩みの方は必見！この記事ではひかりクレストミニキャットについて解説しています。実は餌の与える量はコリドラスの健康に直結する重要な要素です。この記事を読むと餌の量の感覚が身について餌の量によるトラブルをなくすことができるようになります。

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2024.11.26