サラリーマン、自営業、主婦(夫)、学生の皆様、今日もお疲れ様です。
死んじゃった熱帯魚はそのままにしておくとまずいの?
死んでしまった熱帯魚はそのまま水槽内に放置しておくと腐ってしまい水質悪化を引き起こします。
そのため死んでしまった個体は気づいたらすぐに水槽内から取り除くのが普通です。
しかし水槽の環境次第では死骸をそのまま放置しても問題が起きないようにできます。
私は基本的に死んでしまった熱帯魚は特になにもせず、そのまま水槽内に放置しています。
これは死んでしまった熱帯魚を食べて栄養としたり、分解したりという循環が水槽内に出来上がっているからです。
熱帯魚の死骸を掃除しない方法
余裕をもった飼育数で飼育する
死んでしまった熱帯魚はどうしても水を汚してしまいます。
そのため普段から過密水槽のような、水槽にあまり余裕のない状態で飼育していると水質が少し悪化しただけで病気になったり死んでしまう個体が発生する可能性があります。
熱帯魚の死骸を掃除しない場合は水槽ごとの限界飼育数よりもだいぶ少ない数で普段から飼育する必要があります。
関連記事>>>水槽ごとの適正なコリドラス飼育数の確かめ方
ちなみに死骸をしっかりと掃除する場合でも過密水槽はいつバランスが崩壊するかわからないので、飼育方法としてはまったくおススメできない方法です。
ろ過能力の高いフィルターで飼育する
熱帯魚の死骸を掃除しないといっても、その分水替えを頻繁にする必要があると結局手間が増えてしまいます。
水替え頻度も特に増やさないためには、汚れた水はフィルターで分解してもらうしかありません。
そのためフィルターはなるべくろ過能力の高いものを設置する必要があります。
といっても60cm水槽に120cm水槽用のフィルターが必要だというわけではなく、60cm水槽なら60cm水槽用のフィルターでよいですが、外部フィルターや上部フィルターなどのろ過能力の高いフィルターを設置する必要があります。
またメインフィルターが汚れた場合や掃除でバクテリアの数が低下したとき用に、スポンジフィルターや壁掛けフィルターをサブフィルターとして設定しておくと問題が起きづらいです。
関連記事>>>サブフィルターはコリドラス水槽に必要か?
ミナミヌマエビやチェリーシュリンプを混泳させる
熱帯魚の死骸は水槽内に存在する時間が長ければ長いほど水質を悪化させていきます。
少しでも早く水質に影響を与える時間を短くするには他の生体に食べてもらうのがよいです。
水質の悪化を防げますし、その生体の栄養にもなって自然界と似たサイクルを作ることができます。
死骸を食べる生物としておススメなのはミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプなどのチェリーシュリンプ類です。
食べる速度は遅めではありますが、レッドチェリーシュリンプやイエローチェリーシュリンプなど体色の異なる種類がたくさんおり、それぞれの水槽に合った色の個体を選ぶことができます。
また熱帯魚の死骸だけでなくコケも食べますのでコケ防止としても効果があります。
上記画像はレッドチェリーシュリンプだよ。死骸もコケも大量に食べるわけではないから過度な期待は禁物だよ。
ラムズホーンなどの貝類と混泳させる
チェリーシュリンプだけでは食べる量が少ないので、熱帯魚の大きさによっては食べきるまでに時間がかかってしまいます。
そういったときはチェリーシュリンプ同様に死骸を食べるラムズホーンを混泳させるとよいです。
死骸を食べる速度はチェリーシュリンプよりも早く、チェリーシュリンプほどではないですがカラーバリエーションも豊富で水槽のアクセントになりやすいです。
また、チェリーシュリンプ同様コケや他の熱帯魚の餌の食べ残しだけで生きていけるので特別な世話も必要ありません。
チェリーシュリンプとセットで混泳させておくのがおススメです。
レッドラムズホーンやピンクラムズホーンは死骸に群がってすごい勢いで食べちゃうよ
まとめ
熱帯魚の死骸を水槽内に放置して掃除しなくても問題が発生しないようにするには、少なめの飼育数にろ過能力の高いフィルターを設置して、死骸を食べる生体と混泳させることが大切です。
コリドラスとの混泳であればチェリーシュリンプやラムズホーンが相性がよく、コケ防止などの他のメリットもあるので両方を混泳させるのがおススメです。
というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。
今週もがんばっていきましょう!