『つぶす』より『落とす』に注意!コリドラスの卵の取り方

コリドラスイルミネータスの卵 コリドラスの繁殖

コリドラスの卵はどうやって取ればいいの?

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サラリーマン、自営業、主婦(夫)、学生の皆様、今日もお疲れ様です。

コリドラスには産卵前にある程度の前兆はあるのですが、数日前から予想することは難しく産卵のときは突然やってきます。

産卵した後の卵はそのままにしておくと他の熱帯魚やコリドラスに食べられてしまうため、なるべく早く稚魚飼育水槽やサテライトなどに隔離する必要があるのですが、初めての産卵だとどうすればいいのかわからなかったり、隔離しなければいけないことはわかっていても卵をつぶしてしまいそうで取り方がわからない方も多いと思います。

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ですがコリドラスの卵は実はそこまで柔らかいわけではなく、指でつまんでもめったにつぶれることはありません。

また、卵自体が粘着質であるため、道具を使って取るには逆に難しくなってしまうので指でつまむのが一番良いです。

コリドラスイルミネータスの卵

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コリドラスの卵の取り方

産卵直後のコリドラスの卵は柔らかい

水槽内のコリドラスの卵を取るにあたって最も気を付けたいのは、産卵した瞬間に卵を取り出すことです。

コリドラスの卵は水槽内に放置すると他の熱帯魚やコリドラスに食べられてしまうため、少しでも早く卵を回収したくなるのですが、産卵直後の卵は柔らかく、指でつまむとつぶれてしまいやすいです。

ではどれくらい待てばよいかというと産卵から5~10分もすれば十分硬くなるので、本当に産卵直後でなければそこまで気にする必要はありません。

コリドラスは一度に複数の卵を産み、種類にもよりますが2~3時間は交尾と産卵を繰り返すので、ずっと見ていなくてもある程度時間が経ったら水槽を確認して、見つけた卵を隔離するくらいのほうが良いです。

卵を産み付けるコリドラスパンダ

少しでも早く卵を取らないと他の熱帯魚に食べられてしまいそうで不安という方は、そこまで不安に思う必要はありませんが、以下の記事を参考にしていただくのも良いと思います。

関連記事>>>混泳水槽でコリドラスの卵を食べられにくくするポイント

ガラス面などに卵が産み付けられた場合の取り方

コリドラスの産卵時に産み付ける場所として非常に多いのが水槽のガラス面です。

ガラス面の他にもフィルターの側面などの硬い部分に産み付けた場合は指でつまむようにして卵を取るとよいです。

ガラス面の卵の取り方

この時、爪が伸びていると卵がつぶれてしまったり爪の間に卵が挟まってしまったりするので爪は短めに切っておきましょう。

写真の爪は伸びすぎだね

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つまむときは人差し指と親指の先を使って卵を水槽上部方向に転がすようにして、やさしく取ってあげます。

コリドラスの卵は意外と強度があるため、もちろん強くつまんではいけないですが、そこまでソフトに気を使ってつままなくても、つぶれることはありません。

気を付けなければならないのはコリドラスの卵は粘着質なため、ガラス面などに産み付けるられるとガラス面を転がるように移動してしまい、なかなか取りづらく、急にガラス面から取れてそのまま水槽の底まで落としてしまうことです。

水槽の底に落ちた卵は非常に見えづらくなりますし、水槽内のコリドラスからも食べやすい位置になってしまいます。

卵を取るときは下に落ちてもいいようにネットを当てておくのもいいよ

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水草に卵が産み付けられた場合の取り方

コリドラスは水草に卵を産み付けることもよくあります。

ウィローモスに産み付けられた卵

水草に卵を産み付けた場合は、ガラス面に産み付けた場合よりも取るのが簡単で、産み付けられた部分や産み付けられた葉をちぎって取り出してしまえば直接卵に触れなくても簡単に隔離することができます。

ウィローモスごと隔離した卵

コリドラスは葉の表面や裏面など一つの葉に対して複数の卵を産み付けることもよくあるため、ちぎってしまえば非常に楽です。

成長速度が遅い水草などで葉をちぎりたくない場合は、ガラス面のときと同じように指でつまんで取ることになります。

コリドラスの卵は意外とつぶれない

卵といえば非常に柔らかく、丁寧に扱わなければいけないというイメージがあります。

さらに魚の卵は鳥の卵のように硬い殻に覆われていませんし、コリドラスの卵は種類にもよりますが直径2mm程度と小さいので、つまんでつぶしてしまわないか非常に心配になると思います。

もちろん丁寧に扱わなければならないのはその通りなのですが、意外と指でつまんだ程度ではつぶれることはありません。

卵をつぶしてしまう危険性よりも水槽の底に誤って落としてしまって、どこにいったかわからなくなる危険性のほうが高いので、卵を採取するときは落とさないように細心の注意を払いましょう。

底砂にもよるけど本当に見えないよ

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親と同じ水槽に卵を放置しない

そもそも卵を取らないという選択肢もあるのですが、孵化させて稚魚を飼育したいと考えているのであれば卵は必ずとって別の水槽やサテライトに隔離しましょう。

そのまま放置してしまうと、コリドラスや他の熱帯魚に卵が食べられたり、仮に孵化したとしても稚魚のうちに食べられてしまったり、十分な餌を食べることができずに死んでしまったりと大半は生き残ることができません。

隔離せずに親と同じ水槽で飼育する方法もないわけではありませんが、隔離する方法に比べて稚魚の生存率が極端に下がってしまいます。

関連記事>>>コリドラスの稚魚を混泳水槽のまま飼育する方法

隔離して正しく飼育すればコリドラスの稚魚の生存率は8割くらいあるよ

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まとめ

コリドラスの卵は産卵直後は柔らかいですが5~10分もすればある程度強度がでてくるので、そこまで気にしなくてもつぶれてしまうことはありません。

卵をつぶしてしまうことよりも、水槽の底に落として見つからなくなってしまうことのほうが気を付けたほうが良いです。

卵はガラス面などの硬いところに産み付けた場合は指先でつまむようにして取り、水草に産み付けた場合は水草ごと取り出すと簡単に卵を隔離することができます。

卵を取り出すことはコリドラスの稚魚飼育一番最初のステップです。

卵隔離後は有精卵か無精卵かを確認し、有精卵が孵化したら稚魚の飼育に移っていくことになります。

卵隔離後の飼育の流れも以下の記事で解説していますので参考にしてください。

コリドラスパンダを例にしていますが、基本的にどの種類のコリドラスでも方法は同じです。

関連記事>>>コリドラスパンダの卵が無精卵か有精卵か見分ける方法

関連記事>>>コリドラスパンダの稚魚の育て方

自分で繁殖させた個体が大きく育つと非常に達成感があり、愛着も沸くので是非チャレンジしてみてください。

というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

今週もお疲れ様でした。

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