コリドラスの稚魚がフィルターに吸い込まれるのを防ぐ方法

スポンジフィルターの目の細かさ コリドラスの繁殖

コリドラスなどの熱帯魚の稚魚はすごく小さいけどフィルターに吸い込まれないの?

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サラリーマン、自営業、主婦(夫)、学生の皆様、今日もお疲れ様です。

孵化したての熱帯魚は非常に小さく、フィルターによっては吸い込まれる危険性が十分あります。

吸い込まれてそのままろ過槽まで運ばれてしまうと死んでしまう可能性が高くなるので、せっかく孵化した稚魚を失うことがないようしっかりと対策をする必要があります。

稚魚がフィルターに吸い込まれてしまう理由は2つあり、1つ目は外部フィルターや上部フィルターのように吸水力が強いこと、2つ目は給水部のスポンジの目が粗いため稚魚の大きさだとすり抜けてしまうことです。

対策として稚魚飼育水槽に使用するフィルターをスポンジフィルターにすれば稚魚が吸い込まれることはありません。

そのほかにも稚魚飼育水槽にスポンジフィルターを使用するとメリットがたくさんあります。

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稚魚水槽にはスポンジフィルターがおススメの理由

スポンジの目が細かいため稚魚を吸いこまれない

ろ過能力の高いフィルターは外部フィルターや上部フィルターですがこれらのフィルターの吸水スポンジは目が荒く、稚魚を吸いこんでしまいます。

吸い込まれた稚魚はそのまま濾過槽に運ばれますので、運よく水槽内に戻って来れればよいですが、そうでない場合は餌が行き届かず死んでしまいます。

また、コリドラスの稚魚は成魚に比べると餌を食べる量も糞も少なく、そこまで水を汚しませんので、そもそも外部フィルターや上部フィルターのような高いろ過能力を必要としません。

それに対し、スポンジフィルターのスポンジは非常に目が細かく、生まれたての稚魚でも吸い込むことがありません。

稚魚水槽にフィルターはいつから設置すればよいか悩む方もいらっしゃいますがスポンジフィルターであれば、孵化前に卵を稚魚水槽に隔離したときから設置してもまったく問題はないです。

スポンジフィルターの目の細かさ

水流が弱いため稚魚の体力を奪わない

コリドラスの成魚は水流が大好きで、流れに逆らって泳ぐ姿がよく観察できます。

ただしこれは成魚の話であって稚魚も同じだと思ってはいけません。

コリドラスの稚魚は基本的に底でじっとしており、あまり泳ぎ回ったりしませんし、体力も少ないため水流が強いと体力を消耗して死んでしまうこともあります。

そのためコリドラスの稚魚に意図的に水流を作る必要はありません。

外部フィルターや上部フィルターだとどうしてもある程度水流は強くなってしまいますが、スポンジフィルターであれば穏やかな水流が作れますので、稚魚の負担にならない程度に水槽内の水を循環させることができます。

また、水流が穏やかということはフィルターの吸水力がそこまで強くないことを意味しますので、スポンジフィルターのスポンジ付近に稚魚がいても吸い込まれることがなく安心できます。

水位が低い水槽でも使える

スポンジフィルターは大型水槽用から小型水槽用までサイズが豊富です。

そのため小さい水槽や水位の低いスリム水槽でも使いやすく、仮に大きめのスポンジフィルターであってもスポンジを倒すことで低い水位の水槽で使用することができます。

大きめのスポンジフィルターでも稚魚水槽に使えるということは普段はメインの飼育水槽でサブフィルターとして使用しバクテリアを定着させておいて、コリドラスが産卵したときだけ稚魚水槽に移動して使うということができるため非常に使い勝手が良く、急な産卵にも対応できます。

急に産卵するから常に準備しておいたほうがいいよ

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稚魚の隠れ家になる

コリドラスの成魚の飼育には流木や水草、シェルターなどで隠れられる場所を作ってあげるのがおススメですが、これに限っては稚魚の飼育でも同様です。

絶対に必要なものではないですが隠れ家を用意してあげて、その場所を使ってくれているのを見るとなぜか嬉しくなります。

とはいえ稚魚水槽に大きな水槽を用意することは稀だと思いますので、流木やシェルターなどはあまり設置するスペースがありません。

そこでスポンジフィルターを設置してあげると水槽底面とスポンジの間に隙間ができ、その隙間が隠れ家の代わりになります。

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まとめ

コリドラスの稚魚育成にはフィルターやヒーターが不要なサテライトで飼育するのが一番楽です。

ただし水槽周りのスペースや稚魚の数が多い場合などサテライトでの飼育が難しい場合は別に稚魚水槽を立ち上げる必要があります。

稚魚水槽はメインの飼育水槽とは完全に独立した水槽のため、フィルターやヒーターを設置する必要がありますが使用するフィルターとしてはスポンジフィルターが最も適しています。

スポンジフィルターであれば卵から孵化する前から稚魚水槽で使用できますし、稚魚がいないときはメイン水槽のサブフィルターとして活躍するので無駄がなく使うことができます。

というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

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