ブラインシュリンプの孵化方法（皿式）

サラリーマン、自営業、主婦（夫）、学生の皆様、今日もお疲れ様です。

ブラインシュリンプは海に生息するエビの卵であり、
店に売られている状態では与えることはできません。

孵化させてから幼体を与えることになり
手間も時間もかかるのですが、それでもブラインシュリンプは
コリドラスに是非とも与えたい餌です。

その理由は餌の中でも最強といえる栄養価で、健康に長く育てたいのであれば
必ず選択肢に入ってくる餌だからです。

今回はそんなブラインシュリンプの孵化のさせ方について
エアレーション式と皿式の２種類のうちから
手間の少なく実践しやすい皿式をご紹介します。

ブラインシュリンプの孵化方法

ペットボトルに塩水を作る

ブラインシュリンプは本来海に生息する生き物なので
塩水に漬けないと孵化しません。

１ℓの水に対して２０ｇの塩を混ぜて塩水を作ります。
（与えるブラインシュリンプのメーカーによって
濃度は違う可能性があるので確認してください）

塩はスーパーに売っている一番安い
余計な成分の入っていないものが良いです。

ペットボトルの大きさは何度も塩水を作るのがめんどくさい人は２ℓ、
あんまり置き場所がないという人は500mlのペットボトルで作るとよいです。

塩２０ｇを量るものがないという人はペットボトルの
キャップ一杯まで塩を入れると大体１０ｇです。

２ℓペットボトルで作る人は４杯、
500mlペットボトルで作る人は１杯塩を入れましょう。

多少濃度が前後していても孵化するので
大体で大丈夫です。

塩を入れたらペットボトルのキャップをして
しっかり振って混ぜましょう。

グラスに塩水とブラインシュリンプの卵を入れる

透明なグラスに先ほど作った塩水とブラインシュリンプの卵を入れます。

グラスは100均のもので大丈夫ですがガラス製（重さのあるもの）であることと
透明であることが大事です。

夏場はこれだけでよいですが春・秋の気温の低い日や
冬場は水温が低下して孵化率が下がる場合があります。

グラスを少し水を入れたサテライトに入れて水槽に浮かべるか
そもそもグラスではなくサテライトSに塩水をそのまま入れて
孵化させるのもおススメです。

塩水は入れすぎないことがポイントでガラスの底にたまる程度にしましょう。

これはブラインシュリンプの孵化には酸素が必要であり、
エアレーションをしない皿式の孵化方法では
水面からの酸素供給のみで孵化させるため、
水深は浅い方が酸素がいきわたりやすいからです。

２４時間待つ

ひたすら待ちます。

温度によっては２４時間以上かかる場合もあります。

孵化が早くて孵化率も高いのは28℃前後ですが
コリドラス飼育ではあまり使わない温度なので、春夏秋は外気温、
冬はサテライトを使うなどして水槽の水温を伝えるようにするとよいです。

水面をよく見て小さい生物が動いていれば孵化成功です。

グラスに携帯を立てかけてライトをつける

ブラインシュリンプは光に集まる性質があるため、
携帯のライトなどでグラスの１箇所に集めます。

ライトは携帯でなくても何でもよいですが
なるべく１点に集められるよう小さなライトがいいでしょう。

グラスはプラスチック製などで軽いと携帯の重さで
倒れてしまうので、重たいガラス製がおススメです。

光に集まったブラインシュリンプを吸い上げる

しばらく光を当ててブラインシュリンプが集まってきたら
集まっている箇所をスポイトで吸い取ります。

私の場合はこのままスポイトで与えてしまうのですが、
塩水をなるべく水槽に入れたくない場合は茶こしで
一度ブラインシュリンプだけをこしてから
真水で再度ブラインシュリンプを吸い上げるとよいです。

塩水のまま水槽に入れることのデメリットは、あまり入れすぎて
水槽内の塩分濃度が高くなると水草が枯れてしまう可能性があることです。

私の場合はなるべくブラインシュリンプの集まっているところだけを
吸い取って塩水を吸う量を少なくしていることと、毎週水替えをしているので
水槽内の塩分濃度は高くならず水草も問題なく育成できています。

まとめ

ブラインシュリンプは栄養価が高く
コリドラスの成魚、稚魚ともに与えたい餌です。

与えるまでに手間と時間がかかるため、少しでも楽な
皿式で沸かすのがおススメです。

沸かすグラスを２個にしてローテーションするなど工夫すれば
大量に沸かせられない皿式でも成魚に十分な量を与えることができます。

というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。

今週もお疲れ様でした。