サラリーマン、自営業、主婦(夫)、学生の皆様、今日もお疲れ様です。
コリドラスの卵を隔離せずにそのまま飼育する方法はないの?
コリドラスの稚魚の飼育は卵の回収の手間があり、
サテライトの飼育だったとしても多少場所を取り、
稚魚扱いは成魚に比べてデリケートだったりと大変です。
混泳水槽で特に何もせず、普段と同じようにコリドラスを飼育していれば
勝手に卵から孵って大きく育つ、そんな環境があれば楽ですよね。
そんな混泳水槽のまま稚魚を飼育する方法がないわけではありません。
ただし、サテライトなどで隔離して飼育する方法に比べると
混泳している熱帯魚にもよりますが、圧倒的に稚魚の生存率は下がるため、
育たなくてもいいやという人向けです。
しっかり育てたい人は隔離して育てましょう。
関連記事>>>コリドラスパンダの稚魚の育て方
稚魚を混泳水槽のまま飼育する方法
ウィローモスを水槽底面までもさもさにする
混泳水槽で稚魚を飼育するコツは卵を食べられにくくすることと、
稚魚を食べられにくくすることです。
卵を食べられにくくするコツは以下の記事を参考にしてください。
関連記事>>>混泳水槽でコリドラスの卵を食べられにくくするポイント
稚魚を食べられにくくするにはウィローモスを水槽底面まで
もさもさに茂らせるとよいです。
コリドラスの稚魚はある程度大きくなるまでは
基本的に底でじっとしており、動きません。
そのため、水槽の底に稚魚は入れて成魚は入れない場所を
たくさん作る必要があります。
ウィローモスは伸ばすのに少し時間がかかりますが、
水草の中では成長は早い方ですし育成に手間もかかりません。
そして伸びてしまえば稚魚にとって絶好の隠れ家になります。
ウィローモスだけだと水流に流されたり、水槽の底にとどまってくれないので
流木や石などに活着させて使うのがおススメです。
上の写真だと流木に活着させているよ
この状況にしておくと産卵していたのを忘れたころに大きくなった幼魚が
ウィローモスの間からひょっこり顔をだして驚かされます。
コリドラスパンダの幼魚がどこにいるかわかるかな?
ただしデメリットもあり、底までもさもさに伸びたウィローモスには
汚れが溜まりやすいため成魚が病気にかからないように注意する必要があります。
また、汚れないようにウィローモスの下側の水を吸って掃除すると
稚魚を吸ってしまう可能性もあります。
運よく生き延びた稚魚だけが育つので、やはり隔離する方法に比べて
確率は低くなってしまいます。
成魚にブラインシュリンプを与える
生い茂ったウィローモスの中には小さな微生物が繁殖し
コリドラスの稚魚はそれらを食べて成長します。
つまり何もしなくてもある程度の餌はあるのですが
成魚に対してブラインシュリンプを与えていれば、
成魚の食べ残しが稚魚にまでいきわたる可能性があります。
ブラインシュリンプは栄養価が高く、稚魚のみで飼育する場合は必須の餌です。
混泳水槽で与えても成魚、稚魚ともにいいことばかりなので
是非与えたい餌です。
関連記事>>>コリドラスの成魚へのブラインシュリンプの与え方
まとめ
混泳水槽のまま卵の孵化~稚魚の育成までを行うことは可能です。
ただしコリドラスの成魚や他の熱帯魚に食べられてしまう可能性があり、
稚魚の生存率は決して高いものではありません。
水槽に余裕がなくて1、2匹くらいなら増えてもいいかなという人向けです。
確実に稚魚を飼育したいのであれば必ず卵から隔離するようにしましょう。
ちなみに普段からこの方法をとっていると、卵の隔離時に発見できなかった卵が
そのまま孵化して育つこともあります。
というわけで、みなさまのよいコリドラスライフを祈っております。
今週もお疲れ様でした。
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